商品コード:1429-013[PHILIPS] A.ヘクシュ(pf)/ モーツァルト:Pf協奏曲K.482, 8つの変奏曲 K.460
商品コード: 1429-013
商品詳細:女性ピアニスト、A.ヘクシュは1950年代PHILIPSに集中的に録音があり、N.デ・クラインとアムステルダム・デュオを組み、ソナタ録音もある。ソロは意外にも少なく、数点の協奏曲があるのみ。モーツァルトジュビリーの中でもレアなアイテムだ。硬質な音でコリコリとした質感。旋律を明快に奏でる。'50年代にあっては珍しいタイプかも知れない。ベタついたところのないクリアーなタッチで、パウムガルトナーとの息もぴったり。このシリーズにはハスキルも入れているが、ハスキルとは正反対のスタイルだ。Andanteではこのタッチがガラス細工のような緻密な芸を見せる。レア!アリス・ヘクシュ(1912-1975)はウィーンに生まれたハンガリー系チェコ人の家系の女性ピアニスト。第一次世界大戦後、ヘクシュ一家はオランダに移住した。8歳の頃から既にコンサートを開いており、その並外れた才能が注目を集めていた。アムステルダム音楽院でウルフェルツ・シュルツに師事し、1934年に優秀な成績で卒業、1936年には最優秀賞を受賞した。アムステルダムでヴァイオリニストのナップ・デ・クラインと出会い1936年に結婚、共にアムステルダム・デュオを結成して活動した。ヘクシュとデ・クラインは共にユダヤ人であった為、第二次世界大戦中は16か所もの住所を転々としながら身を隠した。ヘクシュの両親はドイツ軍に逮捕され、殺害された。あるツアー中、ザルツブルクでモーツァルト自身が演奏したというグランドピアノ、ヨハン・アンドレアス・シュタインのグランドピアノを目にする機会を得た。ヘクシュはこのピアノに深く感銘を受け、1949年にニュルンベルクのノイペルト社に依頼して、モーツァルトが実際に演奏したグランドピアノを復元させた。このモーツァルト・グランドピアノは現代のグランドピアノよりも幅が狭く、音域は5オクターブだった。ハンマーは鹿革で覆われ、大きな鍵盤は黒、小さな鍵盤は白だった。夫妻はグランドピアノがぴったり収まる車(ルノー・フレガート)を購入し、ヨーロッパ各地で様々なコンサートツアーを行った。コンサート活動に加え、国内外で数多くのラジオ録音も行った。1956年彼女はウィーンでパウムガルトナーと共演し、PHILIPSにモーツァルトのピアノ協奏曲第21番と第22番(KV 467とKV 482)を録音した。この録音でもへクシュはモーツァルト・グランドピアノを使用しているようである。通常のグランドピアノより僅かにフォルテ・ピアノ寄りの音色に感じるのはそのピアノのためだろう。ヘクシュの2枚のモーツァルト:Pf協奏曲はプレスが少なく貴重であり、アムステルダム・デュオで録音した10"・4枚のモーツァルト:Vnソナタ集はさらに希少な盤である。ヘクシュの憂いを秘めた音色が決っして幸福だけではなかったモーツァルトの人生を語っているようである。
A.ヘクシュの在庫一覧へ














