商品コード:1429-019[VSM] K.A.クルカ(vn)/ シマノフスキ:Vn協奏曲1番Op.35, Vn協奏曲2番Op.61
商品コード: 1429-019
商品詳細:この録音は1978年11月ポーランド・カトヴィツェ・ポーランド放送局スタジオで行われたようだがMUZAとの共同制作録音ではなく、EMI(ELECTROLA)の単独録音のようである。何よりMUZAからはLPが発売された形跡がない。また録音技師とプロデューサーは何方もELECTROLAの人間である。ポーランド側はELECTROLA盤(特にカセットテープ)を輸入したようである。これまで大半の録音が共同制作又は他社への音源供給だっただけにこの録音だけ特別らしい。コンスタンティ・クルカ(1947-)はポーランド・グダニスク生まれ。8歳の頃からヴァイオリンを始め、生地の音楽院でステファン・ヘルマンの薫陶を受けた。17歳の時、ジェノヴァで開催されたニコロ・パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞。1964年のミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を受賞して国際的な知名度が高まった。1994年より、ワルシャワでフレデリック・ショパン音楽大学の教授を務め、弦楽部門のトップも務めている。1971年のポーランドのグダニスクのスタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミーを卒業。アメリカ、日本、オーストラリアなど世界各地でコンサートを行った。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、アムステルダムの王立コンセルトヘボウ管弦楽団、ミネアポリス交響楽団、サンクトペテルブルクフィルハーモニー管弦楽団、イギリス室内管弦楽団など世界の著名なオーケストラと数多く共演している。録音では、ヴィエニャフスキのヴァイオリン作品、ペンデレツキのヴァイオリン協奏曲第1番と第2番、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の録音をリリースしている。またカロル・リピンスキやショパンの室内楽作品の録音もリリースしている。娘はシンガー・ソングライターのガバ・クルカ。ポーランド新世代の逸材である。デビューは遅く、1969年バッハの無伴奏2曲(BWV 1001/BWV 1006)を1枚に収めたXL 0483/SXL 0483がデビュー録音と思われる。その後MUZAから続々とLPを発売し、1970年代のMUZAのヴァイオリン部門を一人で背負った感がある。ヴィウコミルスカとは大きく異なる芸風で、確かにその透明度の高い弦の音は独自のものがある。やや固めの音はクルカの代名詞といえる。指揮者のイェジー・マクシミウクもポーランド人である。さらにこの2曲は自国作品だけにスムースな流れで展開する近代曲。何方も1900年代前半の作品で1番は神秘的で官能的な美しさを持つ単一楽章に近い自由な形式。2番はポーランドの民俗音楽(特にポドラレ地方)の要素や民族的なリズムが取り入れた大作。何方も最大限に美しく演奏した録音だろう。パンチや協奏性より曲が持つ官能美を追求した演奏!
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