商品コード:1429-036[VSM] A.ワイセンベルク(pf)/ ブラームス:Pf協奏曲1番Op.15
商品コード: 1429-036
商品詳細:1972年のジュリーニとのロンドン録音。アレクシス・ワイセンベルク(1929- 2012)は、ブルガリア生まれのユダヤ人ピアニスト。苦労の末、米国に脱出した過去を持つ。その後、1946年にニューヨークのジュリアード音楽院に入学。サマロフ、ランドフスカ、そしてシュナーベルの指導を受け、卒業した時には、ワイセンベルクは各国から招かれるほど有名になっていた。1947年にレーヴェントリット国際コンクールで優勝、同年にジョージ・セル指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと共演してデビュー。1956年、彼はパリに移り住み、数年間は主要な舞台から基本的に遠ざかり、技術とレパートリーの研鑽に励んだ。この時、彼はこう記している---「若い頃、私は新しい作品を非常に早く習得し、あまりにも早く演奏しすぎた。10年後には、私のレパートリー全体が過剰に演奏され、十分に研究されていない状態になっていただろう。50歳になってもまだ「将来有望なピアニスト」のままでいるのは嫌だったのだ。」---。1966年パリでのリサイタルで演奏活動に復帰しEMIと契約、1970年からはEMIにレコーディングを精力的に行い、一流ピアニストとしての地位を不動にした。EMI系と並行して1967-1971年頃までRCAに僅かな録音を入れるも1980年代中期までEMI系に籍を置き、多くの録音を残した。様々な指揮者と共演したワイセンベルクだが1970年頃から始まった協奏曲録音は怒涛の勢いで10年程度継続した。1970年代後期に入るとソロ録音が増えるのだが、この時期のワイセンベルクにはエネルギーがみなぎっている。ジュリーニ/ロンドンso.は今までと多少違いがあったようである。ジュリーニは己の勢いのままロンドンso.を走らせる。明らかにこのテンポはジュリーニが握っていて、ワイセンベルクはなかなか自分のペースが掴めない印象。曲自体がピアノ付属の交響曲のようなものなので仕方がないが、ジュリーニ/ロンドンso.の怒涛の勢いが止まらない。ジャケットに向かい合って座る二人の写真がこの協奏曲をよく表している。デリケートに仕上げたいワイセンベルクと勢いで押し切りたいジュリーニのオケがぶつかるスリリングな演奏である。ジュリーニは何度もオケを鼓舞してペースを守り切る。第2楽章に入ってもオケの圧力は強い。終楽章ではしびれを切らしたワイセンベルクが力み始める。両者の思惑が相反したまま曲が終了。これはこれでいかにも協奏曲らしい演奏となった。これぞ緊迫の醍醐味、協奏曲の面白さ爆発!!
A.ワイセンベルクの在庫一覧へ














