商品コード:1429-053n[DECCA] J.クリップス/ ブラームス:交響曲4番Op.98
商品コード: 1429-053n
商品詳細:当時DECCAにはミスター・ウィーンことクレメンス・クラウスがいたが、彼はウィーンを出ることが無かった。そんなDECCAの窮状を救ったのがヨーゼフ・クリップス。彼は早速'50~'54年にロンドンso.の首席指揮者に就任、DECCAにウィーン直伝の録音を多く残した。1950年にはロンドンso.の首席指揮者に就任、ロンドンso.を強力なオケにしたのはクリップスに他ならない。ヨーゼフ・クリップス(1902 - 1974)はウィーン生まれの指揮者。弟のハインリヒ・クリップスも指揮者として知られる。1933年にウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任、また1935年にウィーン国立音楽大学の教授に就任した。1938年3月のオーストリア併合の後、オーストリアを去ることを強いられ、ベオグラードに移り、ユーゴスラビアが第二次世界大戦に一時期巻き込まれるまで、地元のオーケストラで働いた。大戦終期には食品工場で働いていたが、「こっそりオペラの稽古をつけたり、プロンプター席に入って指示を出していた」という伝説もある。父親はユダヤ人であり、ナチスに協力しなかった為、早く楽団に復帰したがウィーン交響楽団首席指揮者に就いたのは晩年の1970-1973年である。角のとれた優美なクリップスとウィーン・フィル(国立歌劇場管弦楽団)の芸風は英国でも評価され、1948年からDECCAへ録音を開始した。1949年頃ウィーン宮廷合唱団、管弦楽団と録音したモーツァルト:レクイエムは今もって名盤と名高い。また1950年のモーツァルト:オペラ『後宮からの誘拐』はLPにおける初の全曲録音であった。1949年~1958年頃までロンドンso.を指揮したモノラル録音をDECCAに録音した。1946年11月にデッカに入社したプロデューサー、ジョン・カルショウが力をつけてくると、クリップスを高く評価しなかったカルショウに冷遇されるようになり、1963年にサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任して、DECCAとは疎遠になってしまう。1970年代に入るとPHILIPSに移籍し、1972年~1973年までにアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮してモーツァルト交響曲集(第21-41番)を録音した。翌1974年ジュネーヴにて没。政治的理由から本懐を遂げることができなかった指揮者だが、DECCAでのロンドンso.の首席指揮者時代の録音は是非とも聴いておきたい。クレメンス・クラウスの後任でニュー・イヤー・コンサートの指揮者を任された経歴がある。ブラームス:交響曲4番は1950年のロンドンso.就任の年の録音でオーソドックスで飾らないアプローチでありながら、持ち前のウィーン的な柔らかい雰囲気が漂うも、全体にキリリと引き締まった名演である。DECCAには他に1番を1956年10月ウィーンで録音している。
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