商品コード:1423-052b[VSM] A.チッコリーニ(pf) / リスト:Pf作品集/コンソレーション S.172, 二つの伝説S.175, 愛の夢S.541
商品コード: 1423-052b
商品詳細:チッコリーニはロマン派作品をあまり録音しなかったがリストだけは得意としていて'60年代初期に録音した「巡礼の年」3枚は代表作。その後リストの代表作である「詩的で宗教的な調べ」(全10曲)を録音し、同年バラ2枚でLa Voix De Son Maître:2C 063-10688/2C 063-10689(赤白SCニッパー段なし小stereo×2)にて初リリース。さらに1970年コンソレーション(全6曲)が入った当盤を録音していったん休止する。チッコリーニはリスト作品において『超絶技巧練習曲』に代表される技巧的な作品には元々興味がなかったようで最初の録音もそうではない組曲的な「巡礼の年」を選んでいた。このLPはコンソレーション(全6曲)と愛の夢「3つの夜想曲」(全3曲)、2つの伝説の全3曲である。これらもリストの中では超絶技巧を誇示する他の多くの作品と異なり、平易な技術でも演奏効果が期待できる情感がこもった落ち着いた曲想の作品である。おそらくチッコリーニ自身が個人的に好きな曲たちなのだろう。このLPで一旦リスト録音を打ち切った点からこのLPをもってリストの好きな曲の録音は終了したとみて良いと思われる。1983年にデジタルでパラフレーズス集を出しているが、それはおまけとすべきで、このLPがアナログ時代の最後の録音といえる。まずコンソレーションだが日本語で『慰め』と訳されるがフランス語題はConsolations, Six Penseés poétiques(慰め、6つの詩的思考)。第1番のみで終わりとするピアニストが多い中でチッコリーニはしっかり6曲を演奏しA面のメインとしている。そして2つ目のメインは愛の夢「3つの夜想曲」は全3曲の組曲風作品なのだがこちらも有名な第3番 「おお、愛しうる限り愛せ」だけをリストの「愛の夢」として演奏して終わりとするケースがほとんどである。チッコリーニはここでもしっかり全3曲を演奏している。第3の選曲は2つの伝説曲である。2つはそれぞれ第1曲「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」、第2曲「水の上を渡るパラオの聖フランチェスコ」の名曲でこちらも独立した作品として演奏されることがほとんどである。チッコリーニはこのリスト:Pf作品集では○○○~△△という切り出しは一切せず、曲集をきれいに全曲収録としている。ここにチッコリーニのこだわりを感じる。決してリスト:名曲集とせず、リスト:Pf作品集としている点に注目されたい。そしてチッコリーニをご存じの方ならそうであろう。どんな曲でも手抜きなしで気持ちよく聴かせてくれる、あのチッコリーニがここにいる。
A.チッコリーニの在庫一覧へ














