商品コード:1423-055[VSM] M.ベロフ(pf) / ドビュッシー:練習曲集(全12曲)
商品コード: 1423-055
商品詳細:ミシェル・ベロフ(1950-)はフランス・ヴォージュ県エピナル出身のピアニスト。ジャン・フィリップ・コラール(1948-)とほぼ同世代のピアニストでジャック・ルヴィエ(1947-)と3人で1970年世代のフランス新世代の3人組である。ジャック・ルヴィエはCALLIOPE専属でコラールやベロフとは別行動となったがコラールとベロフは何故か二人ともLa Voix De Son Maîtreの専属となり、曲を分け合って録音したり、時に連弾曲を共演している。ベロフはナンシー音楽院で音楽教育を受け、パリ音楽院に進み1966年に首席となる。翌1967年にパリで初めてリサイタルを開く。1967年の第1回オリヴィエ・メシアン国際コンクールにて優勝する。1970年にパリで行ったメシアンの『幼な児イエスに注ぐ20のまなざし』の全曲演奏は、イヴォンヌ・ロリオによる初演以後25年ぶりの全曲演奏として大きな注目を集めた。以後、演奏会とレコーディングを通して若くして世界的なキャリアを築く。ベロフのレコード・デビューはコラールより数年早く1967年Iramacに入れたメシアンからである。1970年代前半からコラールがフォーレのピアノ全曲録音を開始すると、当局はベロフにドビュッシーを割り振った。結局全曲録音は出来なかったが、LP5枚にかなりの数の録音を行った。その為かコラールのドビュッシーは1枚の選集にとどまった。同じような時期に異なるピアニストの似たようなLPが出るのを良しとしなかったからである。結局ベロフの1970年代最大の仕事はドビュッシーのピアノ作品集である。この「練習曲集」はその中の一つ。順番では・2C 165-11135-6(前奏曲1/2巻・2枚組箱入り)・1970年リリース→2C 069-11649(影像第1,2集,ピアノのために,版画)・1971年リリース→2C 069-12571(12の練習曲)・1974年リリース→2C 069-73020(ベルガマスク組曲,2つのアラベスク,子供の領分,レントよりも遅く,小さな黒人)・1980年リリース--の4点5枚で終了した。その後CD期なって初めて完全な全曲録音を行っている。中でも練習曲集はプレスが少なく、今回当社では初入荷となった。印象的なジャケットに入る1枚物である。鋭い感性とエネルギーに満ちた記念碑的な名演であり、特に練習曲集ではベロフ以前に際立った録音がLa Voix De Son Maîtreにはなく、フレンチ・スタイルとは言えこれまでに彼のような若々しくシャープなリズムを主軸とした演奏はなかったのが実情である。それまでのパリ音楽院系とは異なり、極めて精密なメカニックを駆使した斬新な演奏で時代を飾った演奏である。
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