商品コード:1418-046[Electrecord] C.ヴァシレ(vn) / パガニーニ:24の奇想曲Op.1(全24曲)
商品コード: 1418-046
商品詳細:コルネリア・ヴァシレ(1947-2010)はルーマニア・ティミショアラ生まれの女性ヴァイオリニスト。幼少時から父親にヴァイオリンを学び、6歳頃から音楽学校へ進学。9歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番(K.216)を地元フィルハーモニーと共演してデビュー。ティミショアラの音楽学校を経て、ブカレスト音楽院でIonel Geantăらに師事した。1969年から1970年にかけて、ザルツブルクとパリでイヴリー・ギトリスに師事。ギトリスは「ミルシテインとシェリングを合わせた以上の才能」とまで賞賛したと伝えられている。1973年、パガニーニ国際コンクール(ジェノヴァ)で決勝に進出できなかった後、自殺を図ったとされている(実際に自殺が遂行されたという噂は誤り)。その後、ある程度の安定を取り戻したようで、1969年頃から西ヨーロッパでも演奏活動を始め、特にドイツで活躍した。ヴァシレはミュンヘンのグラウンケ交響楽団(Symphonie-Orchester Graunke、現在のミュンヘン交響楽団)でコンサートマスターを務めた。時期はおそらく1980年代初頭からと思われる。録音が非常に少なく、長らく「知る人ぞ知る存在」であったが、近年になって未発売音源が復刻され、その卓越した技巧が再評価されている。2010年9月1日にミュンヘンで亡くなった。日本では全く謎の女性ヴァイオリニスト。ヴァシレの特徴は圧倒的なテクニックで知られる。特に左手ピチカート、重音、フラジオレットという高度な技巧を極めて自然にこなす。超絶技巧演奏中の全音域の音色、音量が均等であり、尚且つパワーが強い。音色は明るく伸びやかで、輪郭の明瞭な発音が特徴である。技巧を誇示するだけではなく、歌心と抒情性も兼ね備えており、技巧と音楽性の均衡が優れている。マイケル・レビンやルッジェーロ・リッチの再来ではと思うほど1950年代モノラル期の名演に匹敵する強靭な音と演奏がステレオ録音とは信じ難いほどである。録音はエコー分が少ない直接音の比重が高く、しかも乾いていない自然な音である。録音数の少なさから長く忘れられた存在だったが、近年リリースされた新発見のCDなどから「1960~70年代ルーマニアを代表する才能の一人であり、超絶技巧を自然に音楽へ昇華した稀有なヴァイオリニストである」との評価が高まっている。1970年発売のDGG(Debut Collection)・642 106(Paganini, Ysaÿe / Cornelia Vasile – Capricen / Sonate Nr.2)がデビューLPとなる。他Electrecordの当LPの2点が全てのLP発売の可能性が高い。2024年 Rhine Classics – RH-032でパガニーニ:Vn協奏曲2番+24の奇想曲~7曲(1969-70年ハンブルク・ライブ録音)のCDが発売された。ジャケ裏の写真は録音時の22歳頃で非常に若いが鬼才的オーラを感じる。
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