商品コード:1413-060[VERSAILLES] L.デカーヴ(pf) / ルーセル:Pf作品全集/Pf組曲Op.14, 田舎風の曲Op.5, ソナチネ Op.16, ミューズたちの歓待 他
商品コード: 1413-060
商品詳細:ルセット・デカーヴ(1906-1993)はパリ生まれの女性ピアノ奏者。ルセットの名付親はサン=サーンスであった。1941年からパリ国立高等音楽院(CNSM)でピアノを学び、師であるマルグリット・ロンとイヴ・ナットに師事。1923年にプルミエ・プリを受賞して卒業。1976年まで、彼女のクラスからはピエール・ヴォズリンスキーからアラン・ジャクオンまで、数々のトップコンクール受賞者が輩出された。1942年にはパリ音楽院の教授に就任した。彼女の教え子の中には、ミリアム・ビルガー、ブリジット・エンゲラー、ブルーノ・リグット、カティア&マリエル・ラベック、ジャン=イヴ・ティボーデ、パスカル・ロジェ、ジェリー・ムティエ、カロリーヌ・アシエ、ジャン=クロード・ペネティエ、作曲家のジャック・ボワガレ、ジョルジュ・プルデルマッハーなどがいる。パリ音楽院を退職後、彼女は元教え子のジャック・タッデイが率いるリュエイユ=マルメゾン音楽院で教鞭を執り続けた。デカーヴはシャルル・ミュンシュやアンドレ・クリュイタンスといった著名な指揮者の指揮の下、コンサート・ソリストとしても活躍した。彼女は多くの現代作曲家と共演しており、プロコフィエフ(1932年にパリで彼の目の前でピアノ協奏曲第3番を演奏)、マルティヌー、アルベール・ルーセル、アルテュール・オネゲルなどがいる。後者2人とは、ピアノ独奏曲全集をLPレコードに録音した。アンドレ・ジョリヴェは彼女のために特別に「儀式舞曲」(1942年)とピアノ協奏曲を作曲し、彼女は1951年6月に初演した。彼女は最初にパテ・マルコーニ・フランスの芸術監督を務めた指揮者兼ピアニストのジョルジュ・トリュック(1941年没)と結婚した。その後、指揮者ルイ・フーレスティエと再婚している。デカーヴはマルセル・メイエル(1897 - 1958)より9歳年下であるが、その実力においては拮抗している。デカーヴはサティ、ラヴェル、ドビュッシー、ルーセルなどのフランス近代作品を得意とした。一方マルセル・メイエルはバロック、バッハ、モーツァルトが中心であったため、録音がかぶっていない。録音に恵まれたメイエルに対し、デカーヴは特定のレーベルに属しておらず、録音は少なく偏っている。デカーヴもまた1940年頃~SP録音があり、LPではErato、Ducretet Thomson、Orphée、Versaillesに僅かずつ録音がある。Versaillesにはオネゲルとルーセルのピアノ作品全集を録音。この2枚がデカーヴらしい代表作である。デカーヴは若い頃にルーセル本人と接触しており、彼の作品の擁護者・紹介者の一人であった。アルベール・ルーセル(1869- 1937)はデカーヴが20歳のとき57歳であり、年の差は37歳であり、同時代を生きた作曲家であった。デカーヴは作曲家自身の意図を比較的直接知る演奏家の一人であった。1930年代からルーセル作品を積極的に演奏しており、フランス近代音楽普及の流れの中で重要な役割を果たしている。ルーセルのピアノ作品全曲録音はそのような環境下で行われ、世界初の全曲録音となった。日本では今もって近代作品の一つでしかないが、本人と実際に接触した演奏家の演奏は説得力が異なる。このLPは単に希少という以上の文化的な比類なき録音である。
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