商品コード:1412-005[CALIG] O.ブーヒナー(vn) / バッハ:無伴奏Vnパルティータ2番BWV.1004, 3番BWV.1006
商品コード: 1412-005
商品詳細:モノ時代からARCHIV等で録音の多い、オットー・ブーヒナー初のソロ録音。バッハボウ(湾曲弓・Rundbogen)を使用しての録音なので、通常の演奏とは若干異なる。弓の毛が弦に沿うように作られたバッハボウによる重音奏法が多用されている。そういう意味では大変面白い演奏。無伴奏を初めて聴く人には向かない。迫力のある弦の音がクリアーに入っている。全曲録音は無く、無伴奏Vnパルティータ2番/3番の一枚のみ。無伴奏コレクターには見逃せないだろう。市場に出回っているのは1973年頃に再販されたCAL 30403(黄/黒内溝レーベル)である。初出は同じCAL 30403だが黒背景のモノクロ写真のTST 75348の番号のジャケットに入る黒/銀レーベルである。湾曲弓を使った録音は1950年代にテルマーニがDECCAに全曲録音を行っており、既に1950年代から存在はしていたが、数は極めて少ない。オットー・ブーヒナー(1924-2008)はドイツ・ニュルンベルク生まれのヴァイオリン奏者。1962年、ミュンヘンを拠点とする弦楽器室内オーケストラを設立。ミュンヘン音楽院でも長年にわたって教鞭を執ったバイエルン国立歌劇場管弦楽団(カルロス・クライバーと長年に渡って提携)のコンサートマスター、ミュンヘン・フィルハーモニーのコンサートマスターでもあった。1982年に結成されたミュンヘン・バッハ・ソロイスツとのバッハのブランデンブルク協奏曲の録音は非常に高く評価されている。ブランデンブルク協奏曲第2番の第1楽章は、宇宙船ボイジャー1号に搭載された「ゴールデンレコード」で宇宙に送られた音楽作品の中に含まれている。バッハの独奏曲も録音している。当録音は1960年代後期と思われ独CALIGへのオリジナル録音。オリジナルの入荷はこれまでなかったが今回初めての入荷で改めて視聴した。湾曲弓での演奏は1950年代以来と思われるが当時ほど弓を意識しない演奏である。ジャケット写真を見ないで聴けば、通常の弓を使った演奏とほとんど区別がつかないだろう。ただし各センテンスの最後に出て来る早い音符は重音で一気に弾き切るのでそこで気が付くのである。テルマーニとは大きく異なる印象。全体には丁寧に弾き込まれた真摯な演奏で自然と頭が垂れる素晴らしい演奏である。全曲録音が無いのが惜しまれる。
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