商品コード:1412-042t[HELIODOR] タートライQt. / ハイドン:弦楽四重奏曲78番Hob. III:78「日の出」, ベートーヴェン:弦楽四重奏曲3番Op.19-3
商品コード: 1412-042t
商品詳細:タートライ弦楽四重奏団はブダペスト交響楽団、ハンガリー放送交響楽団、ブダペスト・フィルハーモニーのコンサートマスターを務めたヴィルモシュ・タートライにより1946年に結成された。彼らのベートーヴェン録音は全てドイツTELEFUNKENだけと思っていた。実際地元であるHungrotonにはベートーヴェン録音はない。TELEFUNKENには7/8/9/10/15/16番/大フーガがモノラルで存在する。しかしこれは3番。TELEFUNKENにはない為調べていくと何とポーランドMUZA音源であった。タートライQt.の最初期録音は数点MUZAにあったことを思い出した。オリジナル番号はMUZA:XL 0012。当LPと同じくハイドン:弦楽四重奏曲 第78番 「日の出」とのカップリングである。1950年代モノラル録音。単にHELIODORというだけでは音源がわからなかったがこれでMUZA音源がドイツではHELIODORから発売されていたことが分かった。そういえばトーテンベルク(vn)の協奏曲などもそうなっていた。TELEFUNKEN以前の録音で、全ての点でタートライQt.の最良と思える演奏といえる。Hungrotonではハイドンのスペシャリストとして全集録音を行ったが殆どがステレオ期だった。タートライQt.の1950年代録音はブダペストQt.やハンガリーQt.の厳しいスタイルが席巻した時代だった。その中にあってタートライQt.の瑞々しさはどうだろう。一つの理想形ではないか。この時代にあり得ない美しく、しかも弦楽の音を楽しめる見事な演奏。穏やかで包み込むようなベートーヴェンは同郷で同じ時期(1940年)に誕生したヴェーグQt.でさえ実現していない時代を先取りしたスタイルであった。これを聴くとこの演奏はむしろチェコの団体が1960年代から始めたスタイルに近い。なんとも素晴らしいベートーヴェン。このタイプより求心力の強いブダペストQt.やハンガリーQt.を好まれる方が多いのはもちろん承知しているが、その時期に異なる方向を目指したタートライQt.の方向性に対して賛辞を送りたい。弦楽四重奏の理想形の一つ!
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