商品コード:1402-011[COLUMBIA] K.ツェラー(fl)/ フルート・リサイタル/モーツァルト:FlソナタK.14, シューベルト:序奏と変奏曲Op.160, プロコフィエフ:FlソナタOp.94
商品コード: 1402-011
商品詳細:フルート奏者カールハインツ・ツェラー(1928-2005)はドイツ、ヴァイマル共和国の生まれ。フランクフルト音楽大学で学び、1945年に17歳でフランクフルト歌劇場管弦楽団の奏者となった。その後、デトモルト音楽アカデミーでクルト・レーデルに学んだ。1950年に北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、1952年西部ドイツ放送交響楽団フルート奏者となる。オーレル・ニコレの後任として、1960年から1969年までと1975年から1993年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めた。中断していた期間の首席奏者はジェームズ・ゴールウェイである。1967年、ベルリン・フィルの南アメリカ演奏旅行中に交通事故に遭い、肋骨を折る重傷を負うが、教育・演奏活動に復帰した。1960年代録音のバッハのフルート・ソナタ集がツェラーの代表作だろう。いかにもベルリン風の渋い音色を持つ。レーグラ・ミュラー編の『フルーティストとの対話』という著書に詳しく出てくるようだ。1977年カラヤン/ベルリンpo.と共に来日している。1979年札幌でハンガリー田園幻想曲などを録音した日本盤が存在する。特に実際にフルートを演奏される方たちには相当有名な人らしい。独自の奏法があるらしく、後任のゴールウェイのほうが日本では有名で音も綺麗に洗練されていたが、ツェラーのような燻し銀と言ってよい音は出せなかった。まさに古き良きドイツの少し野暮ったい木質系の音を出せる最後の奏者だったのかもしれない。勿論古楽奏法とは縁がない。これはツエラーの珍しい「フルート・リサイタル」。エーリヒ・アンドレアスのピアノ伴奏で3曲のフルート・ソナタを収録。1曲目のモーツァルト:Flソナタはロンドンで作曲された6曲からなる「ヴァイオリンまたはフルート(およびチェロ)の伴奏で演奏できるクラヴサンのためのソナタ」の中の第5曲で、ヴァイオリンまたはフルートどちらでも演奏可能とされている。ツェラーはモーツァルトらしさを前面に出した明るく楽し気な演奏。シューベルト:しぼめる花の主題による序奏と変奏曲 は歌曲集『美しき水車小屋の娘』~第18曲「しぼんだ花」Op.25-18をテーマとし、7曲の変奏曲と続く序奏と変奏曲Op.160である。歌曲が浮かんでくるような沈んだ気配が漂う情緒的な秀演、B面全て使ったプロコフィエフ:Flソナタは1943年に作曲された、フルートの代表的な名曲。後にヴァイオリン・ソナタ第2番Op.94bisとしても編曲された、甘美で力強いメロディを持つ。ライネッケ、フランクと並び「三大フルート・ソナタ」の一つに数えられることも多い。ツェラーはどこか遠くを見つめるような静かな演奏。あまりのめり込まず、どこか突き放したかのような思い出を噛みしめるような印象を持った。幻想的なテーマに即した姿勢に感じる。3曲とも名手カールハインツ・ツェラーらしさが出た素晴らしい「フルート・リサイタル」。オリジナルは表面隆起の因子を持つが初入荷の希少LPである。
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