作品名：シューベルト:交響曲9番D.944「グレイト」/--1.Andante--2.Andante Con Moto-- | --3.Scherzo--4. Finale

レーベルタイプ：【フランスでのオリジナル】---青eye逆内溝, 9時にSTEREO ←→, 7時にMade in France(ラウンド黒文字), グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:XPARTX 59243 21B/XPARTX 59244 21B, 1972年頃の製造・Mスタンパーとの2種並存のPathéプレス(フランス最古)

ジャケット：【フランスでのオリジナル】---灰色系3方見開上開両面クロス厚紙, 11時に灰色ベース□CBS eyeマーク ←□STEREO mono→, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランス最古)

トピックス：第1楽章:1959年1月31日, 第2～4楽章:2月2/4/6日米国カリフォルニア州・ハリウッド・アメリカン・リージョン・ホール(在郷軍人会ホール)でのモノラル/ステレオ録音, , 録音技師:不明, プロデューサー:John McClure, 米国では1960年Columbia Graphophone Company Ltd.によりコピーライト登録・同年米COLUMBIA:ML 5619/MS 6219(6eyesレーベル・厚紙ジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1972年頃仏CBS:S 75020(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, オランダで未発売, 英国では1967年頃英CBS:BRG 72020/SBRG 72020にて初リリース, 欧州にPHILIPSプレス存在しない, フランスにモノラルは存在しない

商品詳細：ML 5619/MS 6219で発売の1959年米COLUMBIA録音。欧州ではPHILIPSプレスは発売されずにCBS盤が最初となる。ワルター/コロンビアso.のシューベルト:交響曲は5/8/9番の3曲。もう1枚のMS 6218は5/8番のカップリングでLPとしては2枚しかない。ベートーヴェンと平行しながらの録音だった。お蔭でシューベルトのメジャー3曲はステレオ録音が残った。勿論旧録ニューヨークpo.との1946年は捨て難い。又1938年ロンドン、1950年ストックホルムも存在。他にも多数録音が存在する。しかしワルターで一つとなれば、迷うことなくこれ。音も良い!ワルターとしてはこの「グレイト」は濃密な演奏ではない。意外なほどあっさりした印象。またオケのパワーで押し切るスタイルでもない。軽くあっさりした演奏なのだが、不思議と重量感を感じる演奏である。それはワルターの技術に他ならない。遅めのテンポだがワルターらしいインテンポで固めていない不思議な演奏。テンポは細かく変動していて、ワルターが仕掛けた技が感じられる。所謂欧州系の演奏とは全く性質が異なる技ありの演奏となっている。

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