商品コード:1385-029[PHILIPS] I.スターン, A.シュナイダー(vn) 他/ シューベルト:弦楽五重奏曲D.956

[ 1385-029 ] Pablo Casals, Paul Tortelier, Isaac Stern, Alexander Schneider, Milton Katims, Schubert ‎– Casals Festival At Prades 1952


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商品コード: 1385-029

作品名:シューベルト:弦楽五重奏曲Op.163 D.956 /--1. Allegro Ma Non Troppo-- 2.Adagio-- | --3.Scherzo (Presto) - Trio (Andante Sostenuto)--4. Allegretto
演奏者:I.スターン/A.シュナイダー(vn)M.ケイティムズ(va)P.カザルス/P.トルトゥリエ(vc)
プレス国:フランス, FRANCE
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 01188 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの第2版】---赤白/黒Trésors Classiques外溝, 外周5mmの盛上り, 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤)・端はナイフエッジに近い, スタンパー/マトリクス:1L D4/2L D1, 1959年頃製造分
ジャケット:【フランスでの第2版】---Hommageシリーズ・三方開両面厚紙背灰色布貼, Hommage A Pablo Casals, Volume 8, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし
トピックス:1952年フランス・プラド・サン・ミシェル・ド・キュクサ修道院にてカザルス音楽祭でのモノラル・ライブ録音, 米COLIMBIA音源, 録音詳細不明, 米国では1953年Columbia Masterworksによりコピーライト登録・同年米COLIMBIA::ML 47143(紺/銀レーベルフラット盤・厚紙ジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1956年仏PHILIPS:A 01188 L(赤/銀Minigrooveレーベル・フラット盤・見開ツヤペラ・旧デザインジャケット入り)にて初リリース→1959年頃赤白/黒Trésors Classiques外溝レーベル厚手盤・Hommageシリーズ・三方開両面厚紙背灰色布貼・ジャケット(当アイテム)に変更される, オランダではPHILIPS:A 01188 L, 英PHILIPS:ABL 3100→GBL 5624

商品詳細:カザルス参加の弦楽五重奏曲には2種録音があり、1952年プラド音楽祭の当モノラル録音と、1961年プラド音楽祭でのヴェーグQt.との共演がある。カザルスらしさを聴くとなれば初回録音に分がある。曲の美しさを追及した演奏では2回目といえる。初回録音は米COLOMBIA録音でML 4714で発売された。欧州ではそれぞれPHILIPSからA 01188 L/ABL 3100で出た。1952年という年はカザルス音楽祭がスタートしてまだ2年足らず。当初の気運が色濃く、カザルスの精神への共鳴が力強いアクセントとなって表れる。プラド・カザルス音楽祭は毎年7月末から8月中旬までカニグー山のふもとのサン・ミシェル・ド・キュクサ修道院で行われる。カザルスは1939年、スペイン内戦の勃発でフランス・プラドへ亡命し、戦後になってもフランコ政権が容認されている事態に失望を込めて公開演奏の停止を宣言していた。第二次世界大戦後、復帰を求める声が高まったがカザルスは拒否していた。そこで友人のブダペスト弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者であるヴァイオリニスト、アレクサンダー・シュナイダーは、はわざわざプラドへ出掛け、多額の謝礼まで申し出て説得したがカザルスはは承諾しなかった。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ没後200年にあたる1950年にフランスのプラドで音楽祭を開くことを提案し、カザルスも受け入れた。1950年は主にバッハ作品を演奏し資金援助した米国のレーベルCOLUMBIAによって録音され、10枚のLPにて発売された。カザルスは、プラド祝祭管弦楽団を率いて、管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲、ヴァイオリン協奏曲などを演奏した。1951年は何故か場所をフランス領カタルーニャのペルピニャンのマヨルカ王宮に場所を移して行われ、モーツァルト、ベートーヴェンが中心に据えられた。1952年には元のプラドに戻り、ブラームス、シューベルトなどが中心に演奏された。カザルスの最後の音楽祭出演は90歳記念の1966年だった。プラド・カザルス音楽祭は現在でも存続していると思われる。シューベルトのメインは1952年のプラド音楽祭でこの録音も1952年である。シューベルト:弦楽五重奏曲はチェロが2本入る低音の厚い曲でカザルスとトルトゥリエの2人の音の違いに気付くと思われる。全体を通してカザルスが信条とする気迫と剛直に貫かれた個性的演奏である。カザルスの癖がそのまま曲として仕上がったようである。

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