商品コード:1383-005[COLUMBIA] A.チャイコフスキ(pf) / バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988

[ 1383-005 ] Bach - Andre Tchaikowsky – Goldberg Variations Andre Tchaikowsky Piano


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商品コード: 1383-005

作品名:バッハ:ゴルトベルク変奏曲B.988/ Aria Et Variations 1 À 15-- | --Variations 16 À 30, Aria
演奏者:A.チャイコフスキ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 1036
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/6 : A面に小書き込みとORTFのパンチ穴
評価/ジャケット:A : 表面下部と裏面に水濡れ跡あり
キズ情報:B面2時に微かに~極小で12回出る3cmのスレ(大部分出ない)→6
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・オリジナル】---紺/銀音符段なし, 6時にMade in France, グルーヴガード厚, スタンパー/マトリクス:XLX 1212 21B/XLX 1213 21B, 1965年頃の製造分・2種並存のPathéプレス(フランス・モノラル最古)
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---棒付ボード(細目紙薄手・ツルツル表面), 11時方向に地色ベース♬ COLUMBIA と地球儀EMI, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(フランス・モノラル最古)
トピックス:1964年5月12-15日/11月30日パリ・サルワグラム(Salle Wagram)でのモノラル/ステレオ録音, 録音技師:不明, プロデューサー:Eric MacLeod, フランスでは1965年Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Parisによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIAからモノラル:FCX 1036(当装丁)にて初リリース, 同年ステレオ:SAXF 1036にて初リリース, 段付きレーベル/棒付厚手ボード・ジャケットは存在しない, リリースはされなかったがRCA初回録音があり、これは2回目のスタジオ録音・初回は1957年12月RCAスタジオだった, A.チャイコフスキは録音してもリリース拒否を度々している, これはA.チャイコフスキのリベンジ録音

商品詳細:アンドレ・チャイコフスキというピアニストは、RCAへの録音が多い為、日本では無名。実は仏Columbiaに数点録音があり、これらはどれも第一級の仕上がりで知る人ぞ知る名盤。レーベルで演奏家の評価が変わってしまう見本だ。ステレオも出ているが、モノの方がピアノの音が太く存在感がある。ゴルトベルク変奏曲ファンには注目すべき録音。名人風の中にも現代感覚を取り入れ、爽やかに仕上げている。埋もれた名盤。先入観でのみ判断すると、失うものが大きい。本名はロベルト・アンジェイ・クラウトハメル。1935年ポーランド生まれのユダヤ系。1948年にはパリに留学し、ラザール・レヴィに師事。1955年第5回ショパン・コンクールで8位入賞、1956年にはベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールで3位に入賞などの実績を残し、米国RCAと契約。芸名アンドレ(アンジェイ)・チャイコフスキとして活動を開始。チャイコフスキという苗字は、ユダヤ人であることを隠して潜伏していた時に偽造した身分証明書の苗字であるらしい。1957年にラヴェル/プロコフィエフのモノラル録音でLPデビューした。1960年以降は仏COLUMBIAに移籍し録音を残す。1961年11月には日本を訪れている。1982年6月26日、オックスフォードで死去。享年46歳の若さだった。実は既にゴルトベルク変奏曲を1957年12月13/17/23日の3日間にわたってRCAビクタースタジオで録音していた。しかし本人が発売を拒否している。そして1964年フランスのパテ社スタジオで再録音を行ったものが当盤である。録音中に犬がスイングドアからスタジオにやって来て、ピアノに近づき、ピアノの脚に足をぶつけて… ‥それからそれが来た道を去った、とマネージャーに話している。しかしその犬は静かだったのでそのまま編集に回ったという。マネージャーは気を散らしたかどうか尋ねると、チャイコフスキはこう答えた。プロとして批評家を無視することを学ぶ!この録音の後にチャイコフスキはインタビューを受けていて犬の話以外にも様々なことを語っていて、そこには彼の音楽観も出てきて面白い内容であった。今日、日本でアンドレ・チャイコフスキというピアニストを取り上げる音楽関係者は皆無のようであるが、グールドと同等の濃い人生を送ったピアニストであった事実を忘れないようにしたい。バッハは1958年2月14日にRCAスタジオで協奏曲B.1056をF.ライナー指揮シカゴso.と録音していた。しかしこの録音もチャイコフスキはリリースを拒否した。ライナーと意見の相違があったらしく、ライナーはバッハではイライラしたようだ。モーツァルト、ピアノ協奏曲第25番とカップリング予定だったテイク。頑固者だったようだ。全く惜しい録音を2つも没にしてしまった。

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