作品名：ショパン:Pfソナタ3番Op.58 | 舟歌Op.60, 夜想曲8番Op.27-2, マズルカ32番Op.50-3

レーベルタイプ：【フランスでの第3版】---紺/銀音符段なし, 6時にMade in France, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:XAX 10022 21G/XAX 10023 22B , 1964年頃の製造分・Pathéプレス

ジャケット：【フランスでの単売オリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), リブレットのコピー付, ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(単売最古)

トピックス：ソナタ3番:1950年7月27日/マズルカ:1950年7月11日/夜想曲:1950年2月7日スイス・ジュネーヴ・Radio Geneva/Studio 3でのモノラル録音, 舟唄:1948年4月17-21日英国Abbey Road Studios, London での録音, 英国では未発売の可能性高い, 米国では1953年米COLUMBIA:ML 4721にて初リリース, フランスでは1957年頃仏COLUMBIA:FCX 493(紺/銀音符内溝レーベル・フラット盤・当デザイン・ジャッケット入り)にて初リリース→1960年頃同一番号・紺/銀音符段付レーベル・グルーヴガード厚手盤・当ジャケット入り→1964年頃同一番号・紺/銀音符段なしレーベル・グルーヴガード厚手盤・当ジャケット入り(当アイテム)→1968年頃FCX 30098(紺/銀音符段なしレーベル・グルーヴガード厚手盤・グレージャケット入り)→1975年頃VSM:2 C 061-01282と変遷する, ソナタ3番:1947年3月1-4日/夜想曲8番:1947年2月20日の旧SP録音が存在する, FCX 493は1950年の録音と思われるが100%ではない, 箱入り5枚組の「リパッティの芸術」に含まれる1枚, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細：1950年代、仏COLUMBIAのFCX 491-5(このジャケットと同一デザインの箱)で、リパッティのCOLUMBIA録音が集められた5枚組の箱で発売されたものと同一番号の単売分になる。保存用の初期プレスとしての存在感は大きい。これはその中の単売の1枚だが、フラットプレスは殆ど無いのが現状。単売はそれぞれあるが数に偏りが大きく、このショパンの4曲入りは非常にレア。リパッティの音楽に対する意志がよく表れている。脆弱さと儚さに包み込まれた芸術の高貴さ、アロマ漂う心に染みる音!この1枚はリパッティが亡くなる年の1950年にスイスで行われた録音。舟唄のみ1948年英国でのSP録音である。単売では特にプレスの少ない番号である!1950年9月16日フランス・ブザンソンで行われたリサイタルを最後に同年12月2日、33歳でジュネーヴ郊外でこの世を去った。悲劇のピアニストとして彼の名前は永遠に刻まれた。数少ない録音は1950年までという古い音源ながら何度も再販が繰り返され世界中のレコード店に並んでたはずである。レコードが終了してもDCとなって人々の目に触れ続けたロングセラーとなった。決して高音質な録音ではないが彼の演奏は様々な形で長きに渡って聴き継がれ。これからも別の形で物語とともに受け継がれていくはずである。名演というものはそういうものだろう。リパッティが生まれてから既に100年以上の歳月が流れた。彼の生涯は33年だったが、こうした芸術は永遠の命を持つ。

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