商品コード:1382-011b[PHILIPS] イ・ムジチ M.T.ガラッティ(cemb) / モーツァルト:アダージョとフーガK.546, ディヴェルティメントK.137, &138, ジョルダーニ:Cemb協奏曲

[ 1382-011b ] Mozart, Giordani, I Musici


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商品コード: 1382-011b

作品名:モーツァルト:弦楽四重奏曲のためのアダージョとフーガK.546, ディヴェルティメントK.137(ザルツブルク・シンフォニー2番) | ディヴェルティメントK.138(ザルツブルク・シンフォニー3番), T.ジョルダーニ:Cembと弦楽オーケストラのための協奏曲 ハ長調
演奏者:イ・ムジチ M.T.ガラッティ(cemb)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:835 155 LY
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面11時と12時に微かに数回出るスレ, 1時に1cmの無音スレあり
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ・オリジナル】---ピンク/黒HI-FI STEREO外溝 →〇←, Made in Franceの刻印, 外周3cmの盛上り(カマボコ), 厚手(グルーヴガード厚手以前の厚手盤・端はナイフエッジに近い), スタンパー/マトリクス:PHI AA 835 155 1Y 380/PHI AA 835 155 2Y 380, 1963年頃の製造(フランスでのステレオ最古)
ジャケット:【フランスでのステレオ・オリジナル】---三方開両面厚紙背緑布貼, HI-FI STEREOロゴ→〇←, Trésors Classiques, ジャケット裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランスでのステレオ最古)
トピックス:K.546:1958年10月10/20日・他3曲:1960年10月ローマでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, フランスでは1963年Société Phonographique Française Polydor S.Aによりコピーライト登録・同年仏PHILIPS:L02274L/835 155 LY(当装丁)にて初リリース, オランダ盤の情報がなく発売されたのか不明, これはフランスでの初年度リリース分のステレオ・オリジナル!, 表紙にK.138etK.139とあるがK.137とK.138の誤植である, 過去に盤質7以上の入荷はない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:モーツァルト3曲がA面全部とB面の半分まで使用するので、モーツァルトのLPと言っても良い。残りのB面半分にジョルダーニのCemb協奏曲を収録。この曲がなかなか良い。第1曲目は短調だが、2曲はディヴェルティメント。全体を包み込む、イタリアの燦々と降り注ぐ太陽の匂いを感じる。イ・ムジチは日本盤があまりに量産された為か、今まで安っぽいイメージだったが、仏HiFistereoで改めて聴くと、適度な明るさ、軽快さ、人懐っこさがあり、リステンパルトと勝負できる一大勢力とわかる。アダージョとフーガK.546は、ハ短調で始まる深刻なメロディーがモーツァルトらしからぬ曲。弦楽四重奏としても演奏されるが、一部でチェロとコントラバスが分けて書かれているところがあり、弦楽合奏のための編曲だろうとも言われる。元は「2台のクラヴィーアのためのフーガ K.426」を編曲してアダージョを追加した作品らしい。2つのヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスという楽器指定の弦楽四重奏曲のための曲だが弦楽合奏で演奏されることが多い。同じ弦楽四重奏曲のためのディヴェルティメントK.136-8のような誰もが知る曲ではないが、この多分に不協和音も盛り込んだ短い曲ながら強烈なインパクトを持つ作品。この不気味とも言える曲をLPの先頭に持ってきた配置がなかなか功を奏して、次に来る、変ロ長調のK.137に上手く繋がっている印象。このLPでは何故か最も有名なK.136ではなくザルツブルク・シンフォニーの2番K.137を持ってきた所がミソだろう。ジョルダーニのCemb協を入れなければ長さ的にK.136は入ったはずだが、敢えてカップリングせず、B面の先頭にザルツブルク・シンフォニーの3番K.138を置いている。これらザルツブルク・シンフォニー2/3番に光を当てた意向のようである。その意向に最大限の効果を上げているのが先頭のアダージョとフーガK.546である。B面後半のトンマーゾ・ジョルダーニ(1730 - 1806)はイタリア・ナポリ生まれの作曲家。モーツァルトより26年後に生まれている。このCemb協奏曲が当LPの4曲中最も明るく一般的な意味でモーツァルト風味を感じるのである。この逆説的で皮肉めいた選曲の妙がこの当LPの魅力に他ならない。最後のジョルダーニを聴いて初めてこのLPの製作意図が理解されるのである。チェンバロ・ソロはマリア・テレサ・ガラッティという女性奏者。

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