作品名：ベートーヴェン:Vnソナタ9番Op.47「クロイツェル」-- I - Adagio Sostenuto: Presto: Adagio-- II - Andante Con Variazioni: Vars. I, II, III, IV-- | -- III - Finale (Presto), Vnソナタ1番Op.12-1

レーベルタイプ：【フランスでのモノラル・オリジナル】---赤/白Tresors Classiques外溝, 外周3cmの盛上り(カマボコ), 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤)・端はナイフエッジに近い, スタンパー/マトリクス: AA 1446 1L 380/AA 1446 2L 380, 1962年頃製造分(フランス・モノラル最古), 赤/銀Minigrooveレーベル存在せず, 仏PHILIPSにステレオは存在せず

ジャケット：【フランスでのモノラル・オリジナル】---三方開両面厚紙背灰黒布貼, 10時に地色ベース> Collection Trésors Classiques, 1時にArtistique, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(フランス・モノラル最古)

トピックス：1958年3月パリでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 米国では1958年Columbia Masterworksによりコピーライト登録・同年米COLUMBIA:ML 5453/MS 6125(6 eyesレーベル)にて初リリース, フランスでは1962年頃モノラルのみ仏PHILIPS:L 01446 L(当装丁)にて初リリース, 1960年代中期にCBSに移管され仏CBS:72197/S 72197(青eyeレーベル)にて初ステレオがリリースされた, 仏PHILIPSにステレオは存在しない, 1958-61年米COLUMBIAの初の全集録音の一つ, 1949～57年のニューヨークでのモノラル初回録音では7曲(1/2/10番は未録音)が録音され(全曲ではない)1番に旧モノラル録音は存在しない, 仏PHILIPSの2枚に赤/銀Minigrooveレーベルは存在しない, 仏PHILIPSには4曲(1/9番・2/10番)2枚しか存在しない・残りの曲は1960年代中期の仏CBSでモノラル/ステレオでリリースされた

商品詳細：フランチェスカティ/カサドシュのデュオは米COLUMBIAに2回ベートーヴェン・ソナタを録音。初回はニューヨークでのモノラル7曲の録音で1949～57年(1/2/10番は録音なし)。これはパリでの2回目のモノラル/ステレオ全10曲の録音の一つ。1958～61年パリで行われた初の全10曲全集録音となった。録音技術の進歩もある為、米COLUMBIA系の録音では、2回目のステレオ録音が良い事が多々ある。2人のベートーヴェンにもそんな点が当てはまるだろう。欧州プレスで聴くこのデュオは随分と大人しい印象。ラテン系のVnがとても快い。2回目は情熱が減退した分、より滑らか。英「グラモフォン」誌～～「フランチェスカッティのクールでリラックスした甘い音色、驚異的なカサドシュのピアノ。真の意味での室内楽的な、肩の力抜けた演奏といえるだろう。あらゆるディテールがあるべき姿で提示された、清澄で詩的かつ古典的な解釈。これは、2人の背後にある人生体験から生まれたものだ。完璧に計算され尽くした構成感も申し分ない」。 米「ハイ・フィデリティ」誌～～「演奏者が志向するのは、客観的な明瞭さ、生き生きとしたリズム、器楽的な洗練度の圧倒的、一部の隙も無い完璧なアーティキュレーションだ」。フランス人デュオが行ったステレオによる全曲録音として人気は以前より高く、改めて聴いてみてラテン的な明るい音色で演奏されたベートーヴェンも非常に音楽的であることを感じた。フランスでは特に1960年代後期までモノラルも発売していて、その豊かな音楽性で聴く音はリッチで深みがある。弦の音はリアルでズシリと響く自然な音が良い。

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