作品名：In Memoriam Pierre Monteux(モントゥー追悼盤)/シューベルト:交響曲8番「未完成」D.759 | ベートーヴェン:交響曲3番「英雄」～葬送行進曲(演奏とリハーサル)

レーベルタイプ：【オランダでのオリジナル】---アズキ/銀3本線内溝, 厚手(グルーヴガード厚以前の厚手盤), 英語表記・英語圏流通分, スタンパー/マトリクス:6 AA 02393 1L 1 670/6 AA 02393 2L 1 670, 1964年頃製造分, minigrooveレーベル/アズキ/銀レーベル存在せず(オランダ最古)

ジャケット：【オランダでのオリジナル】---見開両面コートペラ, 英語表記・英語圏流通分, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(オランダ最古)

トピックス：シューベルト:1963年11月28/29日アムステルダムでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1964年Philips Phonografische Industrie N.V.によりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 02393 L(当装丁)にて初リリース, 「英雄」交響曲は1962年7月1-3日に本番録音され835 132 AY(Hi-Fi Stereoレーベル)でリリースされたものとは異なり、こちらは1963年11月24日ケネディ追悼演奏会(11月22日に亡くなった)の録音として葬送行進曲のみ演奏・録音された, これはモントゥー自身1964年7月1日に亡くなった際の追悼企画盤として発売されたものでこれら2曲は1964年以前の生前発売されていない, 何方もモノラル録音, D 88 025 L(赤/銀3本線内溝レーベル)は第2版と思われる, 独語圏向けにG 03 202 LL(赤/銀3本線内溝レーベル)という番号も発売された, 英国では1964年12月英PHILIPS:GL 5788にて初リリース, Pierre Monteux(1964年1月7日没)の追悼盤

商品詳細：Philips録音。未完成(A面)の実演と「英雄」エロイカ(B面)のリハーサル。B面の前半がリハーサル、後半が第2楽章の実演となる。未完成の完成度が素晴らしい。コンセルトヘボウの音色を尊重しつつ、独自の美学を貫いた端正な演奏。フランスのオケを振った時とは異なり、渋みを効かせる。しかしドイツ的スタイルでもなく、スタイリッシュさが際立つ。一方エロイカは、フランス語で指示が飛ぶ。リハーサルも面白いが、実演の方はさすがに大胆かつ暗調に、本物に迫る充実した音を出す。尚「英雄」は1962年7月1-3日に本番録音され835 132 AY(Hi-Fi Stereoレーベル)でリリースされて今でも高額の人気盤である。但し今回の「英雄」～葬送行進曲は1963年11月24日ケネディ追悼演奏会の録音として葬送行進曲のみ演奏・録音されたもので全く別の演奏である。シューベルトの方は1963年11月28/29日でこのモノラル録音しか存在しない。CDなどはステレオになっているようだが詳しくは不明。モントゥーは未完成の録音の後8か月後の1964年7月1日に亡くなった。これはその追悼記念盤として発売された。「未完成」は死後の発売となる。

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