作品名：ストラヴィンスキー:詩編交響曲 | ムソルグスキー(I.マルケヴィチ管弦楽編曲):歌曲「子守唄」(A.N.オストロフスキー作詞), 歌曲「お喋りカササギ」(A.S.プーシキン作詞), 歌曲「夜」(A.S.プーシキン作詞), 歌曲「星よ、お前はどこに」(N.P.グレコフ作詞), 歌曲「いたずらっ子」( ムソルグスキー作詞), 歌曲「ドニエプル川で」(T.G.シェフチェンコ作詞)

レーベルタイプ：【フランスでのモノラル・オリジナル】---赤白Trésors Classiques外溝, 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤), スタンパー/マトリクス:PHI AA 2232 1L 380/PHI AA 2232 2L 380, 1962年頃の製造分(フランスでのモノラル最古)

ジャケット：【フランスでのモノラル・オリジナル】---三方開厚紙背緑布貼, > Collection Trésors Classiques, ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(フランスでのモノラル最古)

トピックス：ストラヴィンスキー:1960年6月8-9日/ムソルグスキー:1962年6月5-6日モスクワでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, オランダでは1962年N.V. Philips Phonografische Industrieによりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 00559 L/835 482 AY(当装丁)にて初リリース, フランスでは1962年仏PHILIPSからモノラル:L 02232 L(当装丁)にて初リリース, 同年ステレオ:835 482 LY(ピンク/黒HI-FI STEREOレーベル外溝・HI-FI STEREOロゴ付きジャケット入り)にて初リリース(高額), 英国PHILIPS:AL 3430/ SAL 3430にて初リリース, モノラルの音質も良い!, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細：2曲ともマルケヴィチが旧ソ連のモスクワヘ出向いての録音でロシア作品を録音。A面は合唱付きの交響曲として知られるストラヴィンスキー:詩編交響曲。B面はムソルグスキーの歌曲を自身のオーケストラ編曲でヴィシネフシカヤのソプラノで演奏した6曲という構成。当時マルケヴィチはPHILIPSに籍が在り、ステレオ盤はHi-Fi-STEREOでリリースされた。オランダでの録音と同レベルかそれ以上と思わせる音質の良い録音である。2曲とも歌が入る作品で特にA面のストラヴィンスキーは目の前で合唱団が歌っているかのような錯覚を覚える臨場感がある。あまりメジャー作品ではないがこれを機にこんなロシア作品に触れるのも悪くない。1960年と1962年という2年の差がある録音なので、マルケヴィチは少なくとも数回はモスクワを往復したことになる。旧ソ連でなければ出来上がらない作品なのだろう。ステレオも存在するが希少タイトルでHi-Fi-STEREOの為、高額盤である。ムソルグスキーの歌曲は自らピアノ伴奏部分をオーケストラ編曲するという力の入れよう。ヴィシネフスカヤのリアルで迫力のある声には圧倒される。マルケヴィチとPHILIPSがかなりの力を入れた録音であることは間違いない。この音質の素晴らしさが曲の感動へと直結している。ステレオは高額!

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