作品名：シューマン:子供のためのアルバムOp.68(抜粋24曲) /第8曲 勇敢な騎手, 第9曲 民謡, 第10曲 楽しき農夫, 第11曲 シチリアーナ, 第12曲 サンタクロース, 第14曲 小さな練習曲, 第15曲 春の歌, 第16曲 最初の喪失, 第17曲 朝の散歩をする子供, 第18曲 刈入れの歌, 第19曲 小さなロマンス, 第20曲 田舎風の歌 | 第23曲 騎手の歌, 第25曲 劇場からの余韻, 第26曲 無題, 第29曲 見知らぬ人, 第28曲 思い出, 第32曲 シェエラザード, 第33曲 ぶどう狩りの歌 - 喜びの時, 第35曲 ミニョン, 第36曲 イタリア人の船乗りの歌, 第37曲 水夫の歌, 第38曲 冬の時 その1, 第39曲 冬の時 その2

レーベルタイプ：【フランスでの第2版/MODEの最初】----白赤/黒内溝, 厚手盤(グルーヴガード厚手以前の厚手盤), スタンパー/マトリクス:MDINT 1751 A4/MDINT 1751 B4, 1960年頃製造分

ジャケット：【フランスでの第2版/MODEの最初】----折返表コートペラ, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし

トピックス：【入荷の少ない希少盤1】---1957年パリでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1958年頃Disques Vogue P.I.Pによりコピーライト登録・同年CONTREPOINT:MC 20074(水色/濃緑赤中浅溝レーベル・フラット盤)にて初リリース→1960年頃MODE:MDINT 9284(当装丁)にて再リリース, 「子供のためのアルバム」全43曲から24曲を抜粋して1枚に収めたLPで入荷は非常に少ないLP, CONTREPOINT:MC 20074が同じVOGUEグループから先にリリースされたと思われる, どちらも24曲入り抜粋盤だが曲の配置が異なる

商品詳細：イレーヌ・ボッシ(1917 - 1990)はスイス・ローザンヌ生まれ。Wikipediaではエレーヌ・ボスキとしているがローザンヌがフランス語圏であること、名前のHélène がフランス的であること、そしてボスキがイタリア読みであることから判断して、両親がイタリア人でその苗字を堅持してない限りボスキはないと思われる。当社でも一時ボスキとしていた時期はあるがフランス読みでイレーヌ・ボッシ以外にないことから当社ではイレーヌ・ボッシで統一した。ボッシは、エコールノルマル音楽院でイヴォンヌ・ルフェビュールに師事し、アルフレッド・コルトーの薫陶も受けた。演奏活動と教育活動を並行し、1952年にはアントニオ・ソレールのソナタ集を録音してフランス・ディスク大賞を受賞している。1955年から1965年までフランス国営放送の専属のピアノ奏者として活動。クララ・シューマンのピアノ作品および室内楽の録音を残したほか、1976年にツヴィッカウ市からロベルト・シューマン賞を贈られるなどしている。東はSUPRAPHONからフランスレーベルまで、恐らく10以上の異なるレーベルに録音がある職人のような女性ピアニスト。非常に録音の多いボッシだがVOGUEグループへの録音は少なく1950年代に限られる。その中でもシューマンの全43曲以上から24曲を抜粋して1枚にまとめたLP。1957年のモノラル録音で、まず1958年頃CONTREPOINT:MC 20074で発売された。その後同じVOGUEグループのMODEレーベルMDINT 9284という番号で再リリースされる。「子供のためのアルバム」は曲数が多い為全曲録音は少なく、モノラル期に全曲録音はないと思われる。1953年には既に録音を開始した大物ピアニストの奏でるシューマンは深みがあり、存在感は大きい。じっくり腰を据えて聴いて大きな満足を得られる数少ない「子供のためのアルバム」である。音色も本当に良い。

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