商品コード:1377-039[COLUMBIA] ハンガリーQt./ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集vol.5/弦楽四重奏曲8番「ラズモフスキー2番」, 11番

[ 1377-039 ] Beethoven - Hungarian String Quartet – The String Quartets, Volume Five


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商品コード: 1377-039

作品名:ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集-5/弦楽四重奏曲8番Op.59-2「ラズモフスキー2番」--1. Allegro--2. Molto Adagio--- 3.Allegretto-- | --4.Finale, 弦楽四重奏曲11番Op.95
演奏者:ハンガリーQt./Z.セーケイA.モスコースキー(vn)D.コロムザイ(va)V.パロタイ(vc)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:33CX 1236
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 10時に一部剥がれあり・補修済み
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国での第2版】---紺/金ツヤ音符段付, 6時にMade in Gt Britain, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:XAX.511-4N/XAX.512-3N, 1956年頃の製造分(最古ではない・中溝GGあり), フラット盤は存在せず
ジャケット:【英国でのオリジナル】---ラウンド折返両面コートペラ"aka scalloped" (ホタテ貝の意味), ⓅⒸなし(最古)
トピックス:1953年9月9-10・28日パリ・Studio Magellan, Paris・でのモノラル録音, 録音技師:Paul Vavasseur, プロデューサー: Norbert Gamsohn, 英国では1955年頃Columbia Graphophone Company Ltd.によりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:33CX 1236(紺/金ツヤ音符中溝レーベル・グルーヴガード厚手盤・当ジャケット入り)にて初リリース→1956年頃紺/金ツヤ音符段付レーベル・グルーヴガード厚手盤・当ジャケット入り(当アイテム)に変更, 過去に紺/金ツヤ音符中溝レーベルの入荷はない(Vol.5までは存在する), Vol.5にフラット盤は存在しない, これは英国での1年遅れの第2版盤, 1954~1957年英COLUMBIA:33CX 1168/1172/1191/1203/1236/1254/1272/1405/1442/1460のバラ10枚で順次初リリース, フランスでは1955年Volume I:FCX 240-2/Volume Ⅱ:FCX 243-5/Volume Ⅲ:FCX 246-9という分配でシングルジャケットが楽譜10冊付きの豪華特別箱×3に入り初リリースされた, ハンガリーQt.は1966年頃2回目の全集録音をステレオで行った・ステレオはやはり全3巻入り10枚でリリースされたが豪華版はなく通常の箱×3で出た(英国ではバラと箱), 初回録音時のメンバー:Violin -Zoltan Szekely, Alexandre Moskowsky, Viola – Denes Koromzay, Cello – Vilmos Palotai, これはシリーズVol.5, 英国盤のバラセットを作る予定はない, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:モノラル期、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集の中でも極めて貴重な位置を占める録音。ブダペストQt.ほど渋すぎず、アマデウスQt.ほど軽くなく、ベートーヴェンらしい哲学性とQt.との調和をうまくバランスさせた決定盤。哲学性と音楽性の両方を追求して完全なる完成を見たスタイル。ステレオ期にも全曲録音があるが、まったく風情が異なる。モノラル期のトップ3と信じる内容!英国では2種類のデザインが色違いジャケット入りのバラ全10枚で発売され、揃えることは近年困難に近くなってきた。フランス盤は箱入りが存在するが英国盤は全てバラで集めるしかないので入荷順に単売となる。1954年頃から1957年頃までに順次リリースされた。英国オリジナル盤がセット販売されることは今後あり得ない。レコード番号は飛び飛びだが幸いにもジャケットにVolume番号が付いているので解かりやすい。ハンガリー四重奏団はシャーンドル・ヴェーグによって1935年にブダペストで結成された団体。2年後にバルトークと親しかったヴァイオリニストのゾルターン・セーケイが加わると、セーケイが第1ヴァイオリン、ヴェーグが第2ヴァイオリンとなり、ソリストとして名の知れたヴァイオリニスト2人を擁する体制となる。第2次大戦の為、1940年に活動拠点をオランダに移すことになると、ヴェーグは故国ハンガリーに残る道を選んで退団し、リスト音楽院の教授となる一方、自らの名を冠したヴェーグ四重奏団を結成して活動を開始、ハンガリー四重奏団は戦後は拠点を米国に移し、セーケイの強力なリーダーシップのもと、1972年まで国際的に活躍することとなる。米国に移ってもハンガリーのスタイルを堅持し、1950年代にあって、セーケイの第1Vn優位の欧州タイプの団体として、その地位を強固なものにした。同時期の団体の録音と比較すればいかにハンガリー四重奏団の演奏が戦後の新古典的様式を如実に反映した緊密な演奏を基本とするも、柔軟で歌心に富みつつ精度の高いものであったか理解されるだろう。英国盤の柔らかい音質で聴けばその傾向ははっきりと理解されるはずである。モノラルとしては音質は上々といえる。フランスでは1955年頃連番で同時に纏まって発売されたが、英国では3年と言う時間を掛けてぽつぽつと発売された。理由は、1枚ずつ確実に集めてもらうような消費者目線を重視しての発売だったのかもしれない。1950年代当時LPはそれほど高価な物であった。今の価格の方がずっと安価なバランスであるといえる。

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