商品コード:1373-024n[MELODIYA] T.ニコラーエワ(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ13番, 24番 他
商品コード: 1373-024n
商品詳細:バッハ弾きタチアナ・ニコラーエワは、第1回バッハ国際コンクールで優勝してからそう呼ばれている。確かに殆どのバッハ作品を録音している。1950年にライプツィヒで行われた以外にも彼女はベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させた。タチアナ・ニコラーエワ( 1924 - 1993)は旧ソ連・連邦ブリャンスク県ベジツァの生まれ。モスクワ音楽院に入学し、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルとエフゲニー・ゴルベフに師事。1948年にモスクワ音楽院ピアノ科卒業。1959年にモスクワ音楽院の講師となり、1965年に教授となった。1950年に、バッハ没後200周年記念のライプツィヒ・ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールにて優勝。当地に出席していたショスタコーヴィチと、生涯にわたる親交を結んだ。ショスタコーヴィチはニコラーエワのバッハ演奏に触発されて「24の前奏曲とフーガ」を作曲し、これをニコラーエワに献呈した。生涯に50点以上の録音を残し、とりわけバッハの鍵盤楽曲で著名であったが、西欧で有名になったのは後半生においてからであった。ソビエト連邦の崩壊後に、求められるまま欧米各地で演奏旅行を行った。1980年代後期まで録音を継続し、バッハの主要鍵盤作品を録音している。ニコラーエワは生涯現役を貫いたピアニストである。1993年11月サンフランシスコで行われたリサイタル中に脳動脈破裂で倒れ、急遽入院、昏睡状態が続いていた。その約1週間後、当地の病院で亡くなった。度々来日し、演奏会を行っていた。バッハで有名なニコラーエワにも少ないがベートーヴェンがあり、このPfソナタ録音も無視できない内容である。ここではPfソナタ2曲の余白に小品3曲があり、内1曲は有名な「エリーゼのために」。ソナタ、小品何方も、バッハ演奏で見せる丁寧な姿勢が貫かれ、アカデミズムの点では異論を唱える学者がいてもおかしくない点もあると思われるが、それも含めてニコラーエワの音楽とはそういうものであろう。どこまでも優しい表情のベートーヴェンである。
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