商品コード:1371-059[VOX] F.ヴューラー(pf) バルヒェットQt.メンバー/ シューベルト:Pf五重奏曲「鱒」
商品コード: 1371-059
商品詳細:F.ヴューラー(pf)バルヒェットQt.によるシューベルト:Pf五重奏曲Op.114「鱒」、三重奏曲「ノットゥルノ」、英VOXと仏PATHE-VOX盤が2大高音質プレス。格調高く、優雅な「鱒」の代表として君臨し続ける名盤。改めて聴いてみて、バルヒェットの上手さにやはり感動。そして、'50年代VOXの音楽性の高い音質も再確認。「鱒」の録音は非常に多いが、やはりこの録音は特別なものだと思う。是非聴いていただきたい「鱒」の一つ。米盤でお持ちの方に是非。バルヒェット四重奏団は1946年にラインホルト・バルヒェットをリーダーで第1Vnに、第2Vn:ハインツ・イェンゼン、Va:ハインツ・キルヒナー、Vc:ジークフリート・バルヒェットでドイツ・シュトゥトガルトで発足した団体。ジークフリート・バルヒェットは兄。後に第2Vn:フランツ・ホーフナー→1952年だけハンツ・エンドレスが担当した。1953年からヴィル・ベーとなり、同年にVa:ヘルマン・ヒルシュフェルダー、Va:ヘルムート・ライマンに交代してバルヒェット/ヴィル・ベー/ヒルシュフェルダー/ライマンの4人で安定し、解散する1962年の前半までこの体制で大半の録音を行った。この録音は1954年頃でやはりその安定期に録音されている。1962年にリーダーのバルヒェットは交通事故で急死するまで続いたが、その後、リーダーがハンツ・エンドレスに交代しエンドレスQt.と名称を変えて継承され1998年まで継続した。特に安定期の4人による録音は1953-1961年までの8年間であり、大半がVOXに録音された。後期は一部OPERAレーベルにも存在する。当録音の1954年は抜群の安定感があり、求心力が極めて高く表現も古典的な美しさと持つ。同時代のブダペスト弦楽四重奏団などよりも音源的な情緒面で穏やかさを併せ持ちつつも、厳格な側面を持ち続けた団体であった。厳格な構成の土台の上に時にニュアンス豊かな弱音を乗せる事のできた数少ないドイツ的団体である。VOX録音の為、1990年代頃までは米国盤が主流だった為か、彼らの穏やかな部分の真価が正しく伝わらなかった面もあるが、こうしてフランス・パテプレスであるフランスPathé-VOXレーベルで聴けば、なんとも言えないアロマが立ち込めて、芳醇な弦楽四重奏曲の世界が展開する。バルヒェットQt.の録音には外れはないといった過言ではない!
バルヒェットQtの在庫一覧へ









