商品詳細：チェロのジーン・デクロース(1932-2008)はフランス・カレーの出身。パリでトルトゥリエとナヴァラに師事。1962年よりコンセルトヘボウo.の首席チェリストを30年務めた。又H.クレバースとグァルネリ・トリオを結成。ゆっくりしたテンポで重たい音を浪々と鳴らす。色違いジャケで室内楽集が3枚出ている。最初の2枚でブラームスが2曲揃う。両曲とも1面+片面半分使っていて、いかに遅いテンポかお解りだろう。地の底から湧き上がる凄味のある低い音が堪能できる。ダニエル・ドシェンヌは、1936年フランス生まれの女性ピアニストだが、何かの縁で、オランダIRAMACに録音を残している。パリ音楽院でラザール・レヴィに師事している。1954年の音楽院内コンクールでプルミエ・プリを取っている。ジュネーヴとボツツァーノで行われたコンクールで入賞したらしいが詳細は不明。1957年両親の故国であるオランダに移住し、オランダで活動を始める。オランダの多くのオーケストラと共演を行い、ドイツ、フランス、スイス、イタリア、英国、ノルウェー、スウェーデンにも活動の範囲を伸ばした。コンセルトヘボウの首席チェリストであるジャン・デクロースとデュオを組んで多くのソナタ録音を行った。IRAMACというマイナーレーベルにしか録音がないことがその音楽家の評価となってはならない。デクロース/ドシェンヌのデュオはIRAMACに3枚のLPを録音している。デクロースは1979年にCRCI というレーベルにバッハ:無伴奏Vc組曲の全曲録音を行っている(CRCI:180 460・3枚組箱)。デクロースは重たい音を出すチェロ奏者である。重量級のブラームスが聴ききたい方には無条件でお勧め!

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