商品コード:1357-038[HMV] P.トルトゥリエ, M.トルトゥリエ(vc)/ Vc小品集/バッハ, フォーレ, シューベルト, ウェーバー 他
商品コード: 1357-038
商品詳細:1976年の発売の珍品。トルトゥリエと娘のポーのこれだけまとまった小品集は初めて。バッハを含む小品14曲のうち、最後の2曲は自作自演で、2台Vcのための作品で、妻のモードと共演する。ピアノのポーとは'70年代後半からデュオを組み、ブラームスのソナタ集の録音もあった。晩年、自然体になったトルトゥリエの小品が、すんなりと入ってくる。肩ひじを張らずに聴けるが、決して軽くは無く、どの曲も丁寧に弾かれ、じっくりしみ込んでくる!ポール・トルトゥリエ(1914 - 1990)はパリ生まれ。6歳よりチェロを始め、パリ音楽院でチェロをジェラール・エッカンに師事、作曲と和声も学ぶ。インタビュー形式の自伝『ポール・トルトゥリエ チェリストの自画像』(音楽之友社 ISBN 978-4-276-20368-6)によれば、長年にわたる母親の熱心な励ましがトルトゥリエを支えたという。1930年、16歳でパリ音楽院チェロ科を1位で卒業。同年12月にはデビュー・リサイタルを開く。パブロ・カザルスに師事したとよく書物などに書かれるが、影響は多分に受けたものの直接習ったことはないとトルトゥリエ自身によって語られている。1935年、パリ音楽院作曲科を1位で卒業。以降、モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団、ボストン交響楽団、パリ音楽院管弦楽団の首席チェロ奏者を歴任した。1947年、トーマス・ビーチャム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団およびロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で独奏者として活動開始。1950年、カザルスを音楽監督として開催されたプラド音楽祭に参加、チェロ・パートのトップを受け持った。1950年代からEMIと契約、多くの録音を残した。1990年、パリ郊外のピラルソー音楽学校で心臓発作のため没。チェロにもたれかかったまま亡くなったという。これは1976年頃の録音でトルトゥリエファミリーとしての小品集録音。B面後半のトルトゥリエの2つの自作(2Vcのための3つの小品/2Vcのためのワルツ1番)に参加のモード・マルタン=トルトゥリエ(1926年- 2015)はトルトゥリエの妻でチェロ奏者。ピアノのマリア・ド・ラ・ポーは長女である。ここには参加していないが次女のロマーナもチェリストである。このLPにはこれまで聴いたこともない珍しい編曲作品や自作曲が含まれる。しかもかなり希少なLPである。音質も良く珍しいポール・トルトゥリエの味わい深い小品が愉しめる1枚!
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