商品詳細：ピエール・ハウブレグツ(1932-)はベルギー、アントワープ(アントウェルペン)生まれのオランダ人ピアニスト。地元の音楽院で学び、ブリュッセルでステファン・アスケナーゼに師事。その後パリでM.ロン、ウィーンでW.パンフォーファーに学ぶ。ウィーンで「音楽と舞台のためにfür musik und darstellende kunst」アカデミーに4年間在籍。その後欧州大陸、英国、アイルランド、カナダ、米国を演奏旅行で回った。この録音はドビュッシーの没後50周年企画として、1968年に前奏曲の第1集と第2集を2枚のLPでリリースした、第2集にあたる。第1集は一度CM 11で入荷した記録があるが遥か20年程前であった。希少なLPで間違いない。パリで学んだだけあってフランス音楽は十分フランス的に感じられる。しかしパリ音楽院スタイルかと言えばそうでもなく、ステファン・アスケナーゼに学んだ部分やウィーンでの経験がミックスして出来上がった独自のスタイルだろう。情感に委ねる部分と技巧できっちり描く部分が絶妙にミックスした演奏といえる。よく理解できる演奏とも言える。なおピアニストの苗字だがHuybregtsは日本人には発音が難しく、オランダ人の発音は「ハウグレフツ」と聴こえるが日本では「ヒュブレグツ」などの紹介がある。当社では「ハウブレグツ」で統一する。録音はAlpha、Orion、 Crystal Records、 Educoなどに合計15点程度と思われる。Alphaはドビュッシー2枚だけかもしれない。

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