商品コード:1408-036[Ducretet Thomson] M.カレシュカ(s) G.ティッサン・ヴァランタン(pf) / ホアキン・ニン:20のスペインの歌(全20曲)
商品コード: 1408-036
商品詳細:ホキアン・ニンの歌曲のLPだが、注目はソプラノ歌手ではなく、PfのT.ヴァランタンだろう。歌手のマリア・カレシュカMaria Kareska(käreşkä)に関する情報はまったく無いがタタール語でケルシュケとなる。1950年代にフランスで活動した歌手であることはわかっている。Käreşkäはタタール語なので先祖はタタール系(テュルク系民族)と思われる。商業オペラ歌手ではなく民族音楽系に強い放送局系・録音プロジェクト専属歌手だったと思われる。本来はピアニストを聴く為のものではないが、この盤ではカレシュカのソプラノだけでなく、ピアノが本当にしんみりと聴かせてくれる稀なLP。ヴァランタンのLPとして捉えるも良し、マリア・カレシュカに興味を持たれるのも良い。マリア・カレシュカはブラジルのレーベルにブラジルContinentalのSP「Ninando / Quem Sabe ?」2曲入りを20054(10")で出している・Gravações Elétricas S.A・ブラジルのSPレーベル。Ducretet ThomsonにはやはりT.ヴァランタンとの共演で12曲からなる「ブラジル歌曲集」・270C093と20曲からなる「スペイン歌曲集」・310C020、「19のポーランドの歌」300C 034の3枚があり、当盤と合わせて2人で3枚の歌曲集を録音している。また カレシュカは他に仏COLUMBIA:FCX 602-3で「ヴィラ・ロボス:ブラジルの発見」に参加。これらを総合して考えると、ソプラノ歌手、マリア・カレシュカは元々タタール人の子孫である両親の下、フランスで生まれ、歌手として研鑽を積み、ポーランド語、ポルトガル語、スペイン語と珍しい言語を操れる才能に目を付けたDucretet ThomsonがT.ヴァランタンとのコンビで3枚のLPを制作、パテ・マルコーニ社がH.ヴィラ・ロボス指揮フランス国立放送o.との共演でヴィラ・ロボス:「ブラジルの発見」を録音した---という推測が一つの可能性として成り立つのでは?正体不明のソプラノ歌手だが、声質はオペラもこなせそうなパワーがあり、現地語を完璧に操っているように感じる。歌曲のローカル作品には何といっても現地語は必須であり、そういう点でぴったりのはまり役となっている。ピアノがT.ヴァランタンという大物の起用でLPとしての話題性も高く、無名に近い歌手のLPにも興味を出していただければ幸い!ホキアン・ニン(1879- 1949)はキューバ生まれのピアニスト、作曲家。ピアニストとしてツアーを行い、また作曲家、ポピュラーなスペイン民謡の編曲者としても知られている。モーリス・ラヴェルの友人で、1928年の『ボレロ』誕生の目撃者であった。ニンはSpanish Academyのメンバーで、レジオンドヌール勲章を受けた。「20のスペインの歌」はスペイン民謡から着想を得て1923年に作曲した歌曲集。彼の代表作である。これまでに全20曲を収録したLPの入荷は無く、これがLP史上唯一の全曲録音の可能性が高いLP。マリア・カレシュカの歌声にはどこか郷愁があり、惹かれるものがある。憂いを帯びたノスタルジーがこのLPの真髄といえる。
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