商品コード:1392-037b[VSM] ルービンシュタイン ハイフェッツ ピアティゴルスキー/ メンデルスゾーン:PfトリオOp.49, ラヴェル:Pfトリオ1番Op.49
商品コード: 1392-037b
商品詳細:RCA社が社運を賭けて結成した「100万ドルトリオ」はヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、エマヌーエル・フォイアマン(チェロ)の3人だった。3人のスーパースターのギャラが合計100万ドルということから名付けられた。但しルービンシュタインはこの呼び名をひどく嫌っていたらしい。しかし結成から間もない1942年、フォイアマンは手術を行った際の合併症で腹膜炎を併発させ39歳で亡くなってしまう。そこでRCAは急遽ウクライナ生れのチェロ奏者である、グレゴール・ピアティゴルスキー(1903 - 1976)をフォイアーマンの後任としてフューチャーし、「100万ドルトリオ」を存続させた。結局LP時代にフォイアーマンの録音はなく、LP時代の「100万ドルトリオ」の録音は全てハイフェッツ/ルービンシュタイン/ピアティゴルスキーの3人を指すことになる。この2曲は1950年頃のRCAモノラル録音。当時まだメンデルスゾーンとラヴェルのピアノ・トリオのカップリングが珍しい時代であった。RCAの狙いは当初調和による共演ではなく、名人芸がぶつかり合う競演だったが、それができたのはフォイアマンの時代でありピアティゴルスキーに代わってからは調和による共演になっていった。時代の要請と、ピアティゴルスキーの音楽観によるものだろう。ピアティゴルスキーの加入で落ち着いたかに見えた「100万ドルトリオ」だが、ハイフェッツとは作品の解釈や、どちらの名が先にレコードのジャケットに表記されるべきかをめぐって常に揉め、芸術的にも人間的にも対立点が多く、1950年を最後に二度と共演は行わなかった。どうやら1950年録音が最後の録音となった可能性が高い。演奏は想像以上に協調に基ずくもので競演を期待すると肩透かしを食う。しかし当時のトップ奏者の名人芸は随所に発揮され、まるでSP録音であるかのような演奏である点は素晴らしい。RCAはこの企画を再現しようと1970年代に入りシェリング/フルニエ/ルービンシュタインの3人でトリオ録音を数曲行い、結果1975年と1976年にグラミー賞を授与されたが、正直「100万ドルトリオ」程の話題性は残っていない。これは数少ない「100万ドルトリオ」のLP録音であり、時期も良く、内容的にも豪華で説得力を持つ秀演である。
J.ハイフェッツの在庫一覧へ









