商品コード:1391-053[VSM] R.ケンペ/ ワーグナー:管弦楽曲集/トリスタン~第1幕への前奏曲, イゾルデの愛の死 他
商品コード: 1391-053
商品詳細:圧倒的音圧で迫るケンペのWagner。ASD、ASDFの発売はない。モノラルのみ発売と思われる。1958年ウィーンではまだステレオ録音は始まっていなかったようである。しかし音の方はすこぶる良い。初期ステレオではないかとと耳を疑う程。極太の線で描かれたワグナーは、ワグナー好きでなくとも気持ちが良い。ケンペの手に掛かると、あのウィーンpo.もこれだけの骨太の音を出すのかと感心した。それでいて、弱音のデリケートさも特筆に値する。さすがケンペと言ってしまえばそれまでだが、他に言いようがない。ケンペは1962-3年にウィーンpo.と歌劇「ローエングリン」の全曲録音をAngelシリーズに行っているがこれはそれ以前の管弦楽曲録音。ケンペ/ウィーン・フィルといえば「ウィーンの休日」のような人気盤(超高額盤!)もあり、相性は大変良かった。ケンペの良いところはこれらワーグナー作品を「ウィーンの休日」と同じようなスタンスで演奏してしまう事でないだろうか? DECCAではクナッパーツブッシュがワーグナー作品の権化のような録音をしていたが、クナッパーツブッシュはひたすら内省的エネルギーであるのに対し、ケンペは伝統的でありながら、開放的なエネルギーを放出しているように感じる。だからケンペのワーグナーは健康的に感じられ聴いていて疲れない。高額な「ローエングリン」全曲の明るい演奏も同様なのである。同じウィーンpo.を振っても全く異なる性質の音楽が生まれる。指揮者が音楽を作るというのは本当の事なのだろう。ケンペはワーグナーに対し劇性を求めてはいないようだ。1958年当時のウィーン・フィルは正に黄金期であり、その美しい弦の響きを最大限に引き出したケンペは、ワーグナーの抒情性と気品を併せ持つ音楽が必然的な流れを作ることに成功している。このような高度なコントロールが出来るのはほんの一握りの指揮者である。管弦楽曲集としての高いクオリティを持つ1枚となっている。名盤と呼ぶに相応しい1枚!
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