商品コード:1387-030[HMV] J.デュ・プレ(vc)/ Vc協奏曲/シューマン, サン・サーンス:1番
商品コード: 1387-030
商品詳細:英国プレスASD 2498は入荷があってもカラー切手ニッパーレーベルはなかなか無い希少盤。録音は1968~69年のロンドン。重心が低く重い音が出ていて、デュ・プレのチェロが一回り強くなったような印象を受けた。シューマンの冒頭のソロはデュ・プレならではの淋しさと儚さが入り混じった溜め息のような、しかし力強い音に息をのむ。演奏が曲を超えた瞬間を見るだろう。今や世界中で人気が出てしまったデュ・プレ。彼女の人生ストーリーがさらに拍車をかけ、ますます入手困難に!ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945- 1987)は英国オックスフォードシャー州・オックスフォード生まれの女性チェリスト。10歳になると、ギルドホール音楽学校に通い、ウィリアムス・プリースに師事。12歳のときにBBC主催のコンサートで演奏。15歳のときには、ギルドホール音楽学校の金メダルを獲得し、クィーンズ賞も受賞、さらにスイスではカザルスのマスタークラスにも参加して腕を磨く。翌1961年3月1日、16歳のとき、ロンドンのウィグモア・ホールでデビュー・コンサートを行い、高い評価を獲得。直後にBBCでヘンデルのソナタ、ファリャのスペイン民謡組曲を録音している。年末から翌1962年にかけてはBBCでバッハ無伴奏チェロ組曲第1番、第2番を演奏し、2月には母アイリスの伴奏でサン=サーンス:アレグロ・アパッショナート、グラナドス:ゴイェスカス間奏曲、メンデルスゾーン:無言歌二長調などを演奏して映像を収録。また3月21日には、ロンドンのロイヤル・フェスティバルホールでルドルフ・シュヴァルツ指揮BBC交響楽団の演奏会でエルガーのチェロ協奏曲を演奏し、大きな成功を収める以後、1973年に多発性硬化症という難病に冒され28歳の若さで活動を停止するまでの12年間、ジャクリーヌ・デュ・プレのチェリストとしてのキャリアは、短いながらもこれ以上無いほどの輝きを放つ事となった。1966年末に21歳でピアノ演奏家で指揮者でもあるダニエル・バレンボイムと結婚。夫となったバレンボイムとは数々の演奏を残した。バレンボイムはデュ・プレにセルジオ・ペレッソン製作の近代的チェロを贈っている。これはバレンボイムとの結婚後の1968年に行われた録音である。使用楽器は前年に後援者のイスメナ・ホーランドから贈られたストラディヴァリウスの銘器ダヴィドフと思われる。
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