商品コード:1387-036[VSM] E.タピィ(t)/Y.メニューイン(vn)/ ブーランジェ:歌曲「空の広がり」(全13曲), VnとPfのための3つの小品

[ 1387-036 ] Lili Boulanger • Yehudi Menuhin • Clifford Curzon • Eric Tappy • Jean Françaix


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商品コード: 1387-036

作品名:ブーランジェ:歌曲集「空の広がり」(全13曲)--第1曲 「彼女は牧場の下の方へ」--第2曲 「彼女は陽気だが」--第3曲 「時々ぼくは悲しい」--第4曲 「ひとりの詩人が言った」--第5曲 「ベッドの裾の壁に」--第6曲 「もしこういうことすべてが」--第7曲 「こんど会うとき」--第8曲 「あなたはぼくを」--第9曲 「去年花咲いたこのリラは」--第10曲 「二本のおだまきが」-- | --第11曲 「ぼくが苦しんだから」--第12曲 「彼女のくれた」--第13曲 「オドーの湿った牧場で」, VnとPfのための3つの小品(全3曲)--Nocturne--Cortege-- D'un Matin De Printemps
演奏者:E.タピィ(t)J.フランセ(pf)---歌曲「空の広がり」, Y.メニューイン(vn)C.カーゾン(pf)---VnとPfのための3つの小品
プレス国:フランス, France
レーベル:La Voix De Son Maître
レコード番号:CVC 2077
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---青白SCニッパー段なし中STEREO (Gravure Universelle STEREO), 12時に白字でMade in France, グルーヴガード厚, スタンパー/マトリクス:2YLA 1581 21/2YLA 1582 21, 1967年頃の製造分(フランス最古)
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---折返表コートペラ, ニッパー La Voix De Son Maître E.M.I., 四角金ステレオシール付き, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランス最古)
トピックス:【入荷の少ない希少タイトル!】---1967年頃パリでのステレオ録音, 録音詳細不明, 1967年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi. Parisによりコピーライト登録・同年La Voix De Son Maître:CVC 2077(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分のオリジナル, 入荷の少ない希少タイトル, 使用楽譜:Editions Ricordi, 「VnとPfのための3つの小品」でピアノ担当のクリフォード・カーゾンはDECCAからの特別参加

商品詳細:フランスの音楽史に必ず登場するブーランジェ姉妹。妹のリリはフォーレを父親代わりに育ち、類稀な音楽の才能を開花させた。リリは宗教作品が多いが、ここでは殆ど録音されない13の歌曲と3つのVn小品を紹介。テノールの為の歌曲だが、E.タピィの声は男が聴いても惚れ惚れする美しさを持ち、もはや楽器。ピアノは作曲家のJ.フランセ。現代曲とはいえ、ロマン派の大作を凌駕する作品。エスプリの泉。仏好き必聴!リリ・ブーランジェ( 1893 - 1918)はパリの音楽一家に生まれる。著名な音楽教師ナディア・ブーランジェはリリの姉である。リリは1913年にカンタータ『ファウストとエレーヌ』(Faust et Hélène)でローマ大賞を受賞した。21歳での受賞で女性では当時最年少であった。リリは1913年のローマ大賞受賞者としてローマに滞在しており、歌曲集「空の広がり」はイタリアの地で折々に作曲されたものと思われる。フランシス・ジャムの詩に作曲されたこの歌曲集は全13曲で構成されている。正式名称は「フランシス・ジャムの「悲しみ」による連作歌曲集『空の晴れ間』」とされ、原題 "Clairières dans le ciel" にリリ・ブーランジェが込めた意図をどう理解すべきかが難題で、訳名作りにあたっては、様々な解釈が試みられている。ここでは書籍の訳に従うが、オンライン上では「空のひらけたところ」というやや天文学めいた訳が流布するようになっているほか、「雲の切れ目」とする音楽学者もいる。ここでは一般に使われる「空の広がり」とした。21歳の女性の作品とは信じ難い、繊細な美に彩られた珠玉の作品群であり、フォーレを進化させたようなフランスのエスプリが詰まった歌曲集となっている。録音が少ない点が悔やまれる。1913年という時代を考慮しても素晴らしい作品といえる。「VnとPfのための3つの小品」もリリ・ブーランジェの才能を意識せずにはいられないレベルの曲である。DECCAからクリフォード・カーゾンがピアノで参加し、ヴァイオリンはユーディ・メニューインが務めるが、二人は余程の決意のもとに録音に参加したことが窺える美しい演奏に徹している。作品が演奏家を超越したともいえる曲である。作曲の才能はリリが姉ナディアより勝っていたと言われる。24歳で夭折した妹リリと92歳まで生きた姉ナディアの姉妹は歴史に名を残す最高水準にある作曲家、音楽教師として忘れられることはないだろう。姉ナディア・ブーランジェ( 1887 – 1979)の業績は特に米国で大きく、アーロン・コープランドやウォルター・ピストン、ロイ・ハリス、ヴァージル・トムソンらは帰国後に、ブーランジェの指導に基づいて新しい楽派(新古典主義音楽)を確立したのである。

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