商品コード:1387-063[EDICI] H.リッチャウアー(vc)/ ブラームス:Vcソナタ1番Op.38, 2番Op.99
商品コード: 1387-063
商品詳細:1970年にフランスのマイナーレーベルであるEDICIに録音されたブラームス:Vcソナタ全集。チェロのハイディ・リッチャウアー(1944-)はオーストリア・ウィーン生まれの女性奏者。母は同じくチェリストのフリーダ・リチャウアー。ウィーン・トリオのメンバーとして室内楽録音も多い。ウィーン音楽大学を1964年に首席で卒業した後、ガスパール・カサド、ウラディーミル・オスロフ、エンリコ・マイナルディ、パブロ・カザルス、アルト・ノラスに学ぶ。1957年より1970年までペーター・グート(Vn)、ルドルフ・ブッフビンダー(Pf)とウィーン三重奏団として活動し、1961年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝。また1965年にはソリストとしてサンチャゴ国際コンクールでも入賞している。1970年にはヴォルフガング・シュルツ(Fl)、ヘルムード・ドイチェ(Pf)とウィーン・フルート三重奏団を創設。1978年より、リン・ブラケスリー、ユルゲン・カイゼと共にモーツァルテウム弦楽三重奏団(後に弦楽五重奏団となる)としても活動した。1984年からシャーンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・ザルツブルクのソリストとなる。TELDEC、DECCA等のレーベルで録音も多い。また1973年からザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学教授を務め、フリッツ・ドレシャル、チャールズ・メドラム等を育てた。この録音は当社でも初めて入荷する希少なタイトルで、リッチャウアーの初録音である。女性奏者とは思えない重量級の低い音が出る。ゆっくりしたテンポで奏でるソナタはまるで1950年代のモノラル録音のような雰囲気を持つ。一点異なるのは、ピアノのハインツ・メジレモクの演奏である。チェロと同格であるような存在感のある硬めの音でアクセントを効かせている。決して伴奏者に甘んじていない。そういうソナタとしての演奏としては今までない新鮮さを感じる演奏である。チェロはどこまでも重く、深く徹して、ピアノは軽妙に曲を導く。不思議な対比とバランスを持った個性的な演奏と言える。希少性は抜群!
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