商品コード:1386-019[SUPRAPHON] ドヴォルザークQt. 他/ ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲3番Op.97, 糸杉B.152~1番, 8番&9番, 11番
商品コード: 1386-019
商品詳細:ドヴォルザークに弦楽五重奏があることは、あまり知られていない。これは3曲ある中の第3番。1893年の作品。アメリカ滞在中にニューヨークで初演。前年に新世界交響曲を初演していた。それだけに、大変充実した内容を持つ。冒頭にスラブ的郷愁感を誘う温かいメロディーがあり、希望にあふれた味わい。作曲者の名を冠したドヴォルザークQt.の演奏は、その名に恥じない息の合ったアンサンブルと充実した内声。何より、滑らかでさわやかな音色が魅力。「糸杉」は当時プラハで出版されていたモラフスキーの詩集「糸杉」を題材とした18曲の歌曲集を作曲。当時24歳だったドヴォルザークが書いた歌曲集「糸杉」は、友人の作曲家のカレル・べンドルに献呈されたが、余り評価をされなかったので、後に改定を加えて「4つの歌 作品2」「愛の歌 作品83」の別の歌曲に編曲。更に歌曲集の作曲から22年後、46歳となったドヴォルザークが弦楽四重奏用に編曲した12曲がこの弦楽四重奏曲編曲版「糸杉」である。ここでは盤面の都合から12曲中の5曲(2/8/1/9/11番)だけを録音している。1曲は3分程度の短い曲なのだがどれも美しい旋律を持ち、ドヴォルザークらしさが溢れる名作なのである。正直12番の「アメリカ」の次に聴きたいドヴォルザークの弦楽四重奏曲編曲の知られざる名作である。全12曲は1973年DGG録音のプラハQt.まで待たねばならない。それは単売は存在せず、5曲だけでもドヴォルザークQt.で楽しんでいただきたい。すこぶる高い芸術性とスラヴ魂を感じられるはず。隠れた名曲とはまさにこの弦楽四重奏曲編曲版「糸杉」!弦楽五重奏曲3番も滅多に演奏されない良い曲である。このLPは室内楽ファンには超お薦め!演奏のドヴォルザークQt.は1951年にプラハで結成された団体で第1Vn:スタニスラフ・スルプ、第2Vn:イジー・コラージ、Va:ヤロスラフ・ルイス、Vc:フランティシェック・ピシンガーの4人。全員がモラヴィアpo.のメンバーであった。特にドヴォルザークの作品に力を入れた。しかし念願であったドヴォルザークの弦楽四重奏曲の録音は数曲に留まっている。しかし彼らはドヴォルザーク:弦楽六重奏曲も録音している。弦の国チェコらしい滑らかな音色が全体を包む温かい響きがドヴォルザーク作品にぴったりと合う。ドヴォルザークQt.は弦楽五重奏曲の全3曲を録音している(SUAST 50186/SUAST 50186/SUAST 50684)
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