商品コード:1386-031[SUPRAPHON] ヴラフQt. / スーク:弦楽四重奏曲2番Op.3, 瞑想曲 Op.35
商品コード: 1386-031
商品詳細:ヴラフQt.の中でもこれは初入荷の希少番号!チェコの作曲家ヨセフ・スーク (1874 - 1935)はアントニン・ドヴォルザークの娘婿。同名の孫は世界的なヴァイオリニストの一人であるヨゼフ・スークの父親。ドヴォルザークに学び1898年にドヴォルザークの娘オティーリエと結婚した。1922年から母校プラハ音楽院で教鞭を執り、ボフスラフ・マルティヌーらを指導した。スクが本来の発音だが日本ではスークといわれる。弦楽四重奏曲第2番は1911年年の作品。弦楽四重奏曲は全2曲でこれが最後の弦楽四重奏曲になる。なんとSUPRAPHONでは高い信頼と人気を誇るヴラフ四重奏団による演奏でSUPRAPHONに強いと弊社においてもこの番号は30年間入荷のかなった希少番号である。ドヴォルザークの娘婿として出発したスークが、独自の個性を確立し、初期モダニズムへの転換を示した重要な作品と位置づけられている。1899年作の弦楽四重奏曲1番もなかなか良い曲であったが2番は格段に完成度が増している。ドヴォルザークの影響から解放され独自の作風になった中後期の作品である。より複雑で重厚さをまとった実験的な様式となっている。現代作品らしさが増していてアヴァンギャルドと見なされ、聴衆の抗議を招くほどだったらしい。チェコの民族色は全くなくなっている。単一楽章だが4つのセクションに分けることができる。1.Adagio ma non troppo: 暗く内省的なチェロの序奏から始まる→2.Adagio mesto, molto espressivo: 憂鬱で悲痛な表現に満ちたセクション→3.Adagio mesto: 再び憂鬱な雰囲気が支配する→Allegretto: 比較的穏やかで軽快な部分だが、曲全体を支配する重厚な雰囲気は保たれる。楽譜はベレンライター社から、チェコの音楽学者ズデニェク・ノウザによる校訂版が出版されている。近現代の室内楽に違和感のない方ならヴラフQt.による極上の演奏が愉しめる事を保証する。B面の古いチェコのコラール「聖ヴェンツセスラウス」による瞑想曲は10分程度の短い曲。瞑想曲なだけに穏やかな作品である。録音は殆ど見たことがない。知られざる美しい作品。この1曲だけでも買い!と断言できる内容。珍しさとヴラフQt.という2重の意味で貴重な1枚!
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