商品コード:1386-032[SUPRAPHON] M.ランゲル(pf) ターリヒQt. / ショスタコーヴィチ:Pf五重奏Op.57, 弦楽四重奏曲1番Op.49
商品コード: 1386-032
商品詳細:ターリヒQt.は1964年プラハ音楽院でミッカ教授の下で学んだ卒業生で結成された。Vaのヤン・ターリヒがリーダーを務める団体。ヤン・ターリヒの叔父はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(1919~1939)として名を馳せたヴァーツラフ・ターリヒである。この偉大な指揮者の名に因んでターリヒ弦楽四重奏団と命名された。1990年代徐々に進んだ交代で完全にメンバーは入れ替わったがLP時代は発足メンバーでの録音である。第1Vn:ペーテル・メッシェレウル(Vn)、第2Vn:ヤン・クヴァピル(Vn)、Va:ヤン・ターリヒ(Vla)、Vc:エヴゼン・ラッタイ(Vc)というかなりの強力メンバーで構成される。リーダーでVaのヤン・ターリヒは、指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥に当たる。第1Vnのメシエルールはご承知の通りSUPRAPHONとCALLIOPEに多くのリーダー録音を残す大物ソリストである。1970年代からCALLIOPEに多くの素晴らしい録音を入れたことで有名。人気も高い。1977-81年のCALLIOPEのベートーヴェン全集は名演としてその名に高い。ベートーヴェンは特に彼らが力を入れた曲で室内楽ファンには大きな興味をそそる録音である。彼らはバルトークの全6曲も録音している。彼らのスタイルは、従来のチェコで生まれたSQとはスタイルがかなり異なる。特に仏CALLIOPEへの録音では、あまりスラヴ的情感を強調せず、どちらかと言えば都会的なメカニックを重視しており、センチメンタリズムは薄い。但し弦の国チェコが生んだ団体である含蓄と表現力は流石と言えるものがある。1970年代後期からチェコでの録音も平行してスタートさせた。東欧の豊かな音楽性に人間味溢れる表情の演奏。1950年代のモノラル演奏に決して劣ることのない美しい表情を湛えた穏やかな名演である。どぎつい表現は皆無であり、随所に控えめではあるがふわっと広がる優しい弦が織りなす空間が広がる。これは1978年プラハでの録音。メカニックは全面に出過ぎず、純粋に曲の美観を整え、曲の内面へと迫ろうとする姿勢はターリヒQt.の原点が貫かれている。ショスタコーヴィチにおいても基本ベートーヴェンと変わらぬスタンスでじっくり愉しめる内容。1970年代後期における最高ランクのショスタコーヴィチの最高ランクの室内楽演奏!
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