商品コード:1386-033[SUPRAPHON] ターリヒQt. / バルトーク:弦楽四重奏曲1番Sz.40, 弦楽四重奏曲2番Sz.67
商品コード: 1386-033
商品詳細:1983年プラハのペティカ・スタジオというプラハ城の裏手にある使われることの少ないスタジオで録音された。ターリヒQt.と言えば殆どの方は仏CALLIOPEレーベルをイメージされるだろう。フランスでの録音の方が多い彼らだが勿論チェコの団体。1964年プラハ音楽院でミッカ教授の下で学んだ卒業生で結成された。第1Vn:ぺトル・メシエルール、第2Vn:ヤン・クヴァピル、Va:ヤン・ターリヒ、Vc:エヴェツェン・ラッタイというかなりの強力メンバー。リーダーでVaのヤン・ターリヒは、指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥に当たる。メシエルールはご承知の通りSUPRAPHONに多くのリーダー録音を残す大物ソリストである。1970年代からCALLIOPEに多くの素晴らしい録音を入れたことで有名。人気も高い。1977-82年のベートーヴェン全集は名演としてその名に高い。これは彼らの数少ない地元録音で非常にプレスが少ないバルトーク。1980年代録音だが、その音楽性はベートーヴェンに合い通じており、室内楽ファンには大きな興味をそそる録音である。超希少盤!ターリヒQt.は1980年代頭にチェコでバルトークの全6曲を録音している。ある程度メカニックを全面に出した演奏であるが澄んだ音で曲の持つ強いリズムと独特の響きが強調された印象。モノラル期にもハンガリーQt.等の名演もあるが、ターリヒQt.は敢えて近代作品である点を強調するかのような打楽器的な奏法(バルトーク・ピツィカート)を多用し、力強く荒々しいリズムが強調されている。しかし演奏自体は澄んで滑らかな弦の音が基調となり、何処までも美しい音楽としての外観を保ち続ける。やはり1970年の録音であるヴェーグQt.の演奏とは大きく異なる印象!
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