商品コード:1386-042n[SUPRAPHON] D.プラティロヴァー(hp) / シュポア:ソナタ, ドニゼッティ, サン・サーンス, ロッシーニ, ボイエルデュー
商品コード: 1386-042n
商品詳細:ダグマル・プラティロヴァー(1943-)はチェコ・プラハ近郊のスラピで生まれたハープ奏者。プラハ国立音楽院で学び、その後プラハ芸術大学(AMU)でハープを継続。さらに1968–69年に米国ハートフォード(Aristid von Wurtzler)とジュリアード(Marcel Grandjany)で研鑽を積んでいる。チェコ国内外でのソロ/室内楽/オーケストラ奏者として50年に及ぶ活動歴を持ち、米国での活動経験もあるなど国際的に活躍し、New York Harp Ensemble のメンバーとしても活動した。チェコ放送交響楽団など主要な舞台での出演記録がある。古典~ロマン派の伝統的レパートリー(ハープ協奏曲)を丁寧に取り上げる一方で、室内楽やアンサンブル(ハープ・アンサンブル等)での活動にも力を入れ、幅広い表現を残している。録音・放送インタビューなどからは「職人的な誠実さ」と「教育者的側面」が強調されることが多い。前出のリブーシェ・ヴァハロヴァー(1932-2019)の後輩に当たるが、より国際的に活動したハープ奏者である。アルバム「スークとプラティロヴァー」は、有名人であるヴァイオリン奏者ヨゼフ・スークとの共演で話題性を狙ったLPだろう。スーク自身も晩年多くの企画LPが用意された。このLPの特長はヴァイオリンとハープのためのオリジナル作品を極力集めて録音したことだろう。室内オケや器楽奏者などの参加がなく、完全にヴァイオリンとハープという楽器2台だけの演奏に終始した点が素晴らしい。なかなか思い切った企画といえる。隠れるものが無く、それぞれの楽器の赤裸々な音がダイレクトに耳に届く、演奏者にとっては恐ろしいLPである。スークは百戦錬磨の大物だけに余裕の表情。スークより14歳若いハープのプラティロヴァーにとってはこれは人生初のSUPRAPHONへの録音である。緊張するはずだが、聴いている限りはスークによく合わせて淀みなく軽快。米国の舞台で多くの経験があるに違いない。SUPRAPHONとしても珍しい企画盤であり内容も良い!デジタル録音だが全く気にならない良い音質!
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