商品コード:1385-019[CALLIOPE] ターリヒQt. / ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集(17曲)
商品コード: 1385-019
商品詳細:ターリヒQt.は、VaのJ.ターリヒを中心にチェコのメンバーで1964年に結成。彼らのスタイルは、従来のチェコで生まれたSQとはスタイルがかなり異なる。特に仏CALLIOPEへの録音では、あまりスラヴ的情感を強調せず、どちらかと言えば都会的なメカニックを重視しており、センチメンタリズムは薄い。それがこのベートーヴェンでは効を奏していて、決して厳しくはなく、しなやかでよく弾む美しい演奏。第1Vnのメシエルールの音楽性が素晴らしい。1977-81年に掛けてCALLIOPEのベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲録音を行った。ターリヒQt.は1964年プラハ音楽院でミッカ教授の下で学んだ卒業生で結成された。Vaがリーダーを務める団体。ペーテル・メッシェレウル(Vn)、ヤン・クヴァピル(Vn)、ヤン・ターリヒ(Vla)、エヴゼン・ラッタイ(Vc)というかなりの強力メンバー。リーダーでVaのヤン・ターリヒは、指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥に当たる。第1Vnのメシエルールはご承知の通りSUPRAPHONに多くのリーダー録音を残す大物ソリストである。1970年代からCALLIOPEに多くの素晴らしい録音を入れたことで有名。人気も高い。1977-81年のベートーヴェン全集は名演としてその名に高い。ベートーヴェンは特に彼らが力を入れた曲で室内楽ファンには大きな興味をそそる録音である。彼らはバルトークの全6曲も録音している。弦の国チェコが生んだ団体である含蓄と表現力は流石と言えるものがある。残響は軽度にあるが録音は良く、直接音主体に極めて明瞭に自然な音色での高音質録音。東欧の豊かな音楽性に人間味溢れる表情の演奏。1950年代のモノラル演奏に決して劣ることのない美しい表情を湛えた穏やかな名演である。どぎつい表現は皆無であり、随所に控えめではあるがふわっと広がる優しい弦が織りなす空間が広がる。今回は滅多に完成できないベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲をバラ10枚で揃えた。ジャケットは見開両面コートジャケットとコートペラジャケットの2種が混じるが中身は全て銀/黒竪琴レーベル×10枚で揃った。滅多にない機会をお見逃しなく!
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