商品コード:1384-013[PHILIPS] A.グリュミオー(vn) C.ハスキル(pf) / モーツァルト:Vnソナタ集Vol.2/26番K.378, 21番K.304, 24番K.376, 18番K.301
商品コード: 1384-013
商品詳細:グリュミオーとハスキルがPHILIPSに残したモーツァルトは永遠のアイテム。K.454/526の2曲は1956年1月バーゼルでの録音で、PHILIPSの1956年モーツァルト・ジュビリー/モノラル発売。一方、K.301他全4曲は1958年10月の録音で、こちらはステレオが存在する。年代が離れている為、2曲入りのみペラジャケが存在する。2つ並べるなら、三方開ジャケで統一するのも良い。生涯にわたって聴き継いでいける、奇跡の名演!2枚だけだったのが惜しまれる。二人が全曲録音を行っていたら以降のモーツァルトVnソナタ録音は減ってしまった可能性が考えられる。オランダにはHI-Fi-STEREOレーベルの初期盤が存在するが、フランスでは1967年になってから、当装丁で初めてステレオ盤が発売された。モノラルはリアルタイムの1959年頃発売されている。フランスという国はさほどステレオに拘るお国柄ではなかった。モノラルは1960年代後期まで発売されていて、そのあたりが実際の音楽芸術と不可分の関係にあるレコードというメディアにも反映されている。ステレオ偏重志向である日本とはそのあたりの文化的背景が異なる。筆者はこの音源に対し迷うことなくモノラルをお薦めする。しかしどうしてもステレオで聴きたい方が多いことは事実である。できればモノラルを聴いた上で、ステレオを吟味されることをお薦めする。自身の耳で判断するのが最良だからである。ステレオ偏重志向の多くの方が、やみくもにステレオを希望する事態は自身の判断を放棄した態度であり、判断を他人に委ねた事になる。音楽を享受するのは他人ではない。自身で判断する行為なくして真の音楽体験は訪れない。日本には欧米で当たり前だったモノラル/ステレオ並存期が存在しなかったので、致し方ないともいえるが、欧米盤を聴く以上は欧米盤の性質を理解する必要がある。
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