商品コード:1384-019p[SUPRAPHON] D.バログホヴァー(pf)/ プロコフィエフ:Pf協奏曲2番Op.16
商品コード: 1384-019p
商品詳細:ダグマー・バログホヴァー(1929-)はチェコ・ イラヴァ生まれの女性ピアニストで、旧姓はダグマー・ペチョヴァー。プラハ芸術アカデミーを1952年に卒業。イロニー・シュテパノヴェ=クルゾヴェにピアノを学び、アシスタントとして働いた。在学中から音楽学者、芸術家交流者としてツアーを始め、1951年にはスメタノヴェ・コンクールで佳作を受賞、1955年にはワルシャワのショパン・コンクールに出場した。アダム・ハラシェヴィッチが優勝した年でバログホヴァーは惜しくも入賞を逃した。ダグマー・バログホヴァーのレパートリーは、特にフランツ・リスト、フレデリック・ショパン、セザール・フランク、ヨハネス・ブラームス、スメタナといった19世紀の作曲家、および20世紀の作曲家の作品に集中している。セルゲイ・プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番ト短調作品16をチェコで初演し、カレル・アンチェル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と録音した。SUPRAPHONに少なからぬ録音があるもののあまり知られていない。プラハでピアノ教育者として活躍。E.ベルナートヴァー(pf)のラヴェルとのカップリングでバルトーク:Pf協奏曲1番の録音をしている。比較的難易度の高い作品を好んで録音してるように感じる。ロシア作品は長年旧ソ連の衛星国として発展してきたチェコの音楽家にとってはスラブ作品と同等に馴染み深い曲なのだろう。教育者として活動した。バロゴヴァと表記されることもあるが誤り。バログホヴァーの特徴は構築的な造形が際立つ理知的なスタイル。理性的であり、職人的アプローチが中心となる。アンチェル指揮者世代の美学との共通点を持つ。プロコフィエフでは、リズムの骨格が極めて明快で、スラヴ系でありながら作品の造形そのものを聴かせるタイプである。彼らは「チェコ的純粋主義」の一派と呼ばれる。この録音では強靭なタッチと推進力が見事であり、アンチェルとの相性は完璧といえる。日本では無名だがチェコが誇る重鎮的な女性ピアニストである。
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