商品コード:1383-013[CPC] F.グッリ(vn)指揮/ モーツァルト:Vn協奏曲3番K.216, 4番K.218
商品コード: 1383-013
商品詳細:これは初入荷のイタリア音源のスイス盤、フランス発売分。1924年イタリア・トリエステ生まれのフランコ・グッリの1964年頃の地元ミラノ録音。グッリのモーツァルトといえば1967年頃Concert Hall系列にステレオ録音した3/5番がよく知られている。Concert Hallという安価なレーベルの録音で、プレスもそれなりに多い為注目されることのない録音であった。これは当社でも珍しい地元ミラノでの弾き振り録音。録音はConcert Hallより前の1964年らしい。今まで存在すら知らなかった録音である。フランコ・グッリ(1926-2001)はシゲティらに学んだイタリア屈指の名手。タルティーニ音楽院を経てキジアーナ音楽院でアリゴ・セラートにヴァイオリンを学び、ヨーゼフ・シゲティの教えも受けた。第二次世界大戦後はイ・ポメリッジ・ムジカーリやローマ合奏団のメンバーとして演奏活動を行い、1962年にはローマ合奏団のソリストとして初来日を果たしている。パガニーニの協奏曲第5番をシエナで初演したことで有名。正直良い録音に恵まれずその真価が伝わっていないのが実情である。美音の持ち主らしいがその美音が聴ける録音はあまりなかった。特にイタリア録音は機材が良くないので期待はできない。これはイタリア録音にしてはまずまずグッリの良いところがわかる。演奏会などで聴くグッリの特徴はイタリア人らしく、よく歌う演奏らしい。この録音は良いとは言い兼ねるもののConcert Hall録音よりグッリの本質に近いと感じる。ライヴではないかと疑いたくなるソロである。半端なく元気よく歌いまくる。実演ならば感激ものだろう。これでConcert Hal録音のグッリは本当の姿から程遠いことが実感できた。指揮者で言えばシルヴェストリのような爆炎タイプ!イタリア人の代表のようなラテン系!フランスではサードパーティのCPCからリリースされた。CPCの本社はスイス・チューリヒにあるクラブ盤レーベル(Classic Platten Club Zürich)。
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