商品コード:1383-057[COLUMBIA] S.フランソワ(pf) / シューマン:Pf作品集/交響的練習曲Op.13, 蝶々Op.2(全13曲) , 謝肉祭Op.9(全20曲)

[ 1383-057 ] Schumann par Samson François – Études Symphoniques Op. 13, Papillon Op. 2, Carnaval Op. 9


通常価格:¥ 44,000 (税込)

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商品コード: 1383-057

作品名:シューマン:Pf作品集/交響的練習曲Op.13, ピアノ曲集「蝶々」Op.2(全13曲)--序奏--第1曲「仮面舞踏会」--第2曲「ヴァルト」--第3曲「ヴルト」--第4曲「仮面」--第5曲「ヴィーナ」--第6曲「ヴルトの踊り」--第7曲「仮面の交換」--第8曲「告白」--第9曲「怒り」--第10曲「仮面を脱ぐ」-- | --第11曲「大急ぎ」--第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」, ピアノ曲集「謝肉祭」Op.9(全20曲)
演奏者:S.フランソワ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 542
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:B面10時に微かに5回出る点, 極小で6回出る点, 軽度のサーフェイス音あり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---紺/銀音符内溝, 6時にMade in France, フラット重量, スタンパー/マトリクス:XLX 462 21B/XLX 463 22B, 1956年頃の製造分・Pathéプレス(フランス最古)
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙薄手・ザラザラ表面), ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(フランス最古), ペラジャケット存在せず
トピックス:【入荷2度目の希少タイトル!】---交響的練習曲:1955年3月1日, 蝶々:1955年6月8日パリ・シャイヨー宮でのモノラル録音, 謝肉祭:1956年1月30日・2月1/2/4日パリSalle de la Mutualite・でのモノラル録音, 録音詳細不明, 1956年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi. Parisによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FCX 542(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, 当社入荷2度目の希少タイトル!ステレオは存在しない, フランソワの激レア盤!来日時に「蝶々」「子供の情景」を東芝EMIに録音している, Pf協奏曲を1958年にモノラル録音・FCX 790, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:超珍品。フランソワの知られざる録音。存在すら知られていなかった録音。やはりフランソワの解釈は独自のものがある。タッチは迷いの無い思い切りのよさが感じられ、一打一打が金槌で釘を打ち込むがごとくインパクトがある。全体として、暗く影の多いイメージだが、その中にも、キリリとしたギリシャ彫刻のような像が浮び上がる。細部は念入りに練られており、決して即興的自由な演奏ではなく、自分なりに設計された演奏といえる。サンソン・フランソワ( 1924-1970)、フランス人に愛されたピアニスト。フランス人の両親の下、1924年独・フランクフルトに生まれる。エコールノルマル、パリ音楽院と学び、M.ロン、ルフェビュールに師事。1943年第1回ロン・ティボー・コンクールの優勝者。1970年ドビュッシーの全曲録音の途中、46歳で没。演奏スタイルは、晩年に近づくにつれて、より個性的になった。真の芸術家タイプ。19世紀的なスタイルを'60年代に残し続けたが、酒で命を落とした。彼のショパンには天才の閃きが散りばめられている。即興性も感じられ、自然ながら独創性に満ちている。演奏の歴史を見てもここまでしっかりと伝統的な手法を行いつつ個性を展開するスタイルは他になく天才の域なのだろう。テンポは自在に操るが聴いている方はさほど違和感を感じないという不思議な現象で、普段乗り物酔いに敏感な方がある運転手の時だけ全く問題が起こらないという現象に似ている。勿論ロマンチックであるが必ずしもフランソワの聴かせてやろうとする意図ではなさそうである。感じるままに弾いたら結果的にそうなったにすぎない。だがら大衆的人気の大きなピアニストとは逆のことを平気でやってのける。サビの部分をそっけなくすっ飛ばす。Bメロに対して異常なほどの愛着を寄せるなど、気分が優先する彼独自の感覚の世界に引きずり込まれる。何が起こるか先が読めない面白さ、楽しさこそフランソワが愛される秘密と感じる。一度じっくり聴き終わってもなぜか思い出せない、反復できない。その悔しさ、してやられた感覚こそが彼の持ち味だろう。フランソワのショパンを一言で言うなら「デカダンス」という言葉がぴったりくる。しかし決して嫌味ではない愛すべき不健康さが感じられる。しかも意外性、想定外の展開などはフランソワにしかできない世界感!フランソワのシューマン録音は少ない。Pf協奏曲を1958年にモノラル録音・FCX 790、他ミュンシュとのライブ録音でPf協奏曲他数曲のソロを録音、また来日時、「蝶々」「子供の情景」を東芝EMIに録音している。これがシューマンの全てと思われる。フランソワは特に「自分の感性に合うレパートリー」に集中する傾向が強く、ドイツ音楽であるシューマンはベートーヴェン程ではないにしろ、好みではなかったことは確か。しかし聴いてみるとある程度曲の性格を考慮した演奏となっている。但しかなり自由度の高い独創性に溢れたスタイルで端折りやテンポの変動が大きい。しかし、嫌々演奏した印象はなく、むしろ愉しんでいた様子が窺える。シューマン演奏として推薦できる演奏ではないがフランソワ風シューマンとしてファンには大きな魅力となる録音だろう。特に入荷の少ない希少盤である!

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