商品コード:1383-061[COLUMBIA] D.リパッティ(pf) / ショパン:14のワルツ/ワルツ1~14番

[ 1383-061 ] Dinu Lipatti ‎– 14 Valses Frédéric Chopin


通常価格:¥ 6,600 (税込)

¥ 6,600 (税込)      

数量

商品コード: 1383-061

作品名:ショパン:ワルツ(全14曲)/4番Op.34-3, 5番Op.42, 6番Op.64-1, 9番Op.69-1, 7番Op.64-2, 11番Op.70-1, 10番Op.69-2, 14番Op.Posthum |3番Op.34-2, 8番Op.64-3, 12番Op.70-2, 13番Op.70-3, 1番Op.18, 2番Op.34-1
演奏者:D.リパッティ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 492
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : Sに近い
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの新番号のオリジナル】---紺/銀音符内溝, 6時にMade in France(ラウンド銀文字), フラット重量, スタンパー/マトリクス:XAX 108 21E/XAX 109 21D, 1957年頃の製造分・2種並存のPathéプレス(新番号の最古)
ジャケット:【フランスでの新番号のオリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), リブレット付, ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(新番号の最古), 旧番号にペラ・ジャケットあり
トピックス:1950年7月3-12日スイス・ジュネーヴ放送・Radio Geneva/Studio 3でのスタジオ・モノラル録音, 録音技師:不明, プロデューサー:Walter Legge, 英国では1953年Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:33CX 1032(中溝フラットレーベル・初期共通文字ジャケット)で初リリース, フランスでは同年仏COLUMBIA:FCX 156(内溝フラットレーベル・折返ツヤペラジャケット入り)で初リリース→1955年頃同一レーベル・折返両面コートペラジャケ入り・新Mスタンパープレス→1957年頃FCX 492に番号変更され紺/銀音符内溝レーベル・フラット盤・棒付きジャケット入りでリリース・当アイテム, 同時期に5枚組箱(FCX 491-5)も出た, 新番号と箱入りの番号は同じ, 1959年頃FCX 492で紺/銀音符段付レーベル・棒付きジャケット入り→FCX 30097→2C 061-00167, 米国でも同じ頃・米COLUMBIA:ML 4522, 独COLUMBIA:C 80643(危険因子含む)→1 C 047-00 167 M(Dacapo), この録音から2ヵ月後の1950年9月16日ブザンソンの演奏会でもライブで再録音したが1曲は叶わず13曲に終わった(FCX 698-9/33CX 1499-500), ワルツ2番のみ1947年9月24日録音のSP録音が存在する, これは1957年頃製造の新番号のオリジナル・フラット盤が1957年製造の新番号のオリジナルジャケットに入るケースで再版だがリパッティ5枚組箱と同じ番号・プレスである, FCX 156とFCX 492はほとんど大差ないプレス, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:リパッティによるショパン・ワルツ集。未だにこれに優る演奏は聴いた事がないのだが、多くの方もそうであると思う。それ程に素晴らしい演奏である。彼の演奏があれ程までに格調高く洗練されているのは、エネスクを代父に持ち、コルトーに認められ、ブーランジェに作曲を師事した事にもよるだろうが、それだけでは説明のつかない何とも言えぬ魅力がある。一家に一枚あって良い名盤。まだ聴いた事のない方は是非この機会に、最高のワルツを聴く事になるだろう。プレスの多い録音ではあるが、初期プレスで聴けばリパッティだけが持つ、ある種の不思議な魅力の虜になっていることに気が付くのである。1950年9月16日ブザンソンの演奏会でも弾いた曲だが、当録音はまだそこまで病魔に侵されていなかったのか、既に進行を始めた病が迫りつつある中でそれを全く感じさせない、生気が滲み出た名人級の至芸である。1953年FCX 156で単売されたが1957年頃セット化販売とシリーズ化の為、FCX 492に番号変更されペラジャケットからカッサンドル工房デザインの棒付きジャケット入りとなった。こちらの方がメジャーである。カップリングは同じで同一マスターを使ったプレスなので音質差は極僅かと思われる。録音は1950年7月3-12日ラジオ・ジュネーヴ、スタジオ3でのスタジオ録音である。尚、巷には異説がある「この録音は1947年にロンドンで録音されたものでプロデューサーのWalter Leggeがひそかにすり替えた」--らしい。その根拠は「病状がわずかに好転した合間を縫って演奏され、リパッティ自身もOKを出した50年の録音より、破棄されたことになっている47年のスタジオ録音の方がはるかに出来がいい」と、Walter Leggeが勝手に判断した、というものである。リパッティはその年の12月2日に亡くなるわけだが、演奏からその予兆すら感じられない--というものである。確かに1947年にロンドンでワルツ2番が録音されたのは事実でSP発売されている。さて真相は闇の中ではあるが、死を悟った人間がこの演奏のような平明な心の境地に達することは十分にあり得る。だがらのこような稀代の名演が生まれたとも言える。どちらが真実であるか是非、聴いて判断していただきたい。尚、変則的な曲順には意味があるらしいが真意は不明。1950年録音が本当だとして、それ以降のプロのピアニストがこの曲を録音する段になったとき、一度は耳にしたはずと思われる録音である。容易に入手できる上にショパン:ワルツの聖典のように言われてきた録音だからである。ある意味、既に動かし難い完成度を持っていて、例え新規録音を行うピアニストが聴いたとしても恐らく何の参考にもならなかったと思われる。クラシック音楽とはそいうものなのだろう。なお当時は14曲を全曲とする慣例があった。

D.リパッティの在庫一覧へ






【特設ページへ移動】







SACD特設ページ

  ex-Twitter


 Facebook


 Instagram


official blog