商品コード:1382-046[COLUMBIA] S.フランソワ(pf)/ ラヴェル:Pf協奏曲, 左手のためのPf協奏曲
商品コード: 1382-046
商品詳細:久しぶりの入荷になるS.フランソワ(pf)A.クリュイタンス指揮パリ音楽院o.によるラヴェル:Pf協奏曲、左手のためのPf協奏曲。仏ステレオ初出はSAXF 136で発売され、その後同じ棒付ボードSAXF 836というレコード番号に変わる。その後'70年代まで再版される事になる名盤。改めて聴いてみてフランソワの素晴らしさを思い知らされた。ペルルミュテル、アルゲリッチ、ミケランジェリ等の名演もあるが、一つを選ぶとしたら当盤で決まりだ。文句なしの決定盤!最も有名なフランソワの録音でラヴェルの協奏曲の手本のような洒落っ気タップリの演奏。英国人やドイツ人が死ぬほど頑張ってもこういう演奏はできやしない。ソロだけでなくオケがクリュイタンス/パリ音楽院o.というのも成功の重要な要素だろう。きっちりしていてはラヴェルではない。砕けすぎては一時の共感のみで終わる。自由奔放なのに曲として完成度が高い。これが名演の最大のポイントだろう。二人の共演はそのバランスをしっかり押さえて、いかなる新しいスタイルをも凌駕する時代を超越した演奏である。純クラシックピアニストで曲が持つジャズ的なフィーリングをしっかり出せる人は多くない。不摂生がたたり46歳で早死にしたフランス人天才ピアニストはフランスで最も愛された。ドイツは彼を退廃の象徴とみなしたのか1枚たりとも発売しなかった。プレスの種類は多く、聴く方法は多数あるが、どうせステレオで聴くなら1960年代の仏COLUMBIAレーベルで聴きたい。1968年頃からCVB 836になり自動的にLa Voix De Son Maîtreからの発売となる。仏COLUMBIAレーベルは1960年代中~後期に廃止されLa Voix De Son Maîtreに統一される。英国も似たような経過を辿った。この録音は人気が高く多くの種類でステレオ盤が存在する。SAXF 136→SAXF 836→CCA 836→CVB 836→1970年頃CVL 836→1972年頃2C 069-10867--と変遷する。価格は年代と盤質が反映される。SAXF 136で盤質7以上なら44.000円はする。それを基準に価格体系を形成している。再版が必ずしも価値がないとは言えない。相応の価値があり、それぞれの年代で再版の新品が定価で売られていた。それを考えるとある程度の年代の再版でも決して高額とは言えない。2020年代のレプリカ新譜の価格をみれば、決して高額ではない。
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