商品コード:1382-058[COLUMBIA] N.ミルシテイン(vn)室内o./ ヴィヴァルディ:Vn協奏曲集Vol.1(4曲)

[ 1382-058 ] Vivaldi - Milstein – Quatre Concertos Pour Violon Et Orchestre


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商品コード: 1382-058

作品名:ヴィヴァルディ:Vn協奏曲集-1(4曲)/ Vn協奏曲(マリピエロ編) イ長調RV.350(F.I-106・P.234), Vn協奏曲 ハ短調RV.199(F.I-2・P.419)「疑い」 | Vn協奏曲(マデルナ編) ハ長調RV.186(F.I-3・P.88), Vn協奏曲(マデルナ編) イ長調RV.352(F.I-5・P.236)
演奏者:N.ミルシテイン(vn)室内o.(覆面オーケストラ・指揮者はラインスドルフらしい)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 990
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・オリジナル】---紺/銀音符段付, グルーヴガード厚手, 6時にMade in France, スタンパー/マトリクス:1-36001-P9/2-36001-T8 , 1963年頃の製造分・2種並存のPathéプレス(フランス・モノラル最古)
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---(細目紙薄手・ツルツル表面), ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(フランス最古), ペラジャケット存在せず
トピックス:【段付レーベルは初入荷の希少盤!】---1962年1月23-24日モノラル/ステレオ録音, 録音場所は不明だがマトリクスよりニューヨークのCAPITOLスタジオではないかと思われるが100%ではない, 米国では1962年頃ANGEL:ANG 36001/S 36001(青/黒ANGELレーベル)にて初リリース, 英国では1963年英COLUMBIA:33CX 1874/SAX 2518(SCレーベルにて初リリース, フランスでは1963年頃仏COLUMBIA~モノラル:FCX 990(紺/銀音符段付レーベル・棒付薄手ボード・ジャケット入り)にて初リリース(当アイテム)→1964年頃紺/銀音符段なし・レーベル・棒付薄手ボード・ジャケット入り--(段付レーベルは当社初入荷の希少盤!), ステレオ:SAXF 990(紺/銀音符段付Stéréoレーベル・当デザイン・小型金ステレオ・シール付ジャケット入り)にて初リリース, これはフランスで初年度リリース分のモノラル・オリジナル, 因みにVol.2は1963年2月26-28日ニューヨーク?録音で米ANGEL:36004/S 36004・英COLUMBIA:CX 5285/SAX 5285・仏COLUMBIA:monoなし/CCA 1094である, 録音に関してはニューヨークとは100%確証がないがロンドンではないと思われる, これまで段付きレーベル存在せずとしたが存在した!ステレオは高額!モノラルの音質は非常に良い!演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:ミルシテインはCAPITOLの後、米ANGELと契約。ANGELは1960年代に入るとロンドンで多くの録音を行った。英国/フランスCOLUMBIAで出ている録音の殆どがANGEL音源の録音であり、英COLUMBIA音源ではない。オーケストラの名称が明かされていない点がより録音について謎を呼んでいる。つまりこの録音に関しては録音場所とオケは不明である。ヴィヴァルディの協奏曲は2回セッションがあり最初は当盤の1962年1月分の4曲。また1963年2月に別の4曲が録音された。これはAngel Records:ANG 36001/S 36004がオリジナルとなる。勿論欧州盤の方が音質が良いのは言うまでもない。何方にしろ、かなり音質が良いことは確かである。仏COLUMBIA盤においてはANGELのマトリクスとM6マトリクスの2種並存のPathéプレスで音質は良い。ANGELのマトリクスが使用されたことから録音はANGEL側の技師が行ったとみて間違いないだろう。EMI側は未関与と思われる。従ってニューヨーク録音が濃厚である。ステレオはSAXF 990で出ていて高額。1963年録音のVol.2はフランスではモノラルは発売されなかった。モノラルはVol.1の1種しかない。同じ時期にバッハの協奏曲も3曲が録音され、英国とそれ以外で不思議な発売のされ方がされた。B.1043とB.1037+ヴィヴァルディ:2台のヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ短調RV565(Op.3-11)の3曲は1964年3月26-28日、ニューヨークでの録音で欧州とは出方が異なるので注意。そのLPにもオーケストラは室内管弦楽団とだけ記載があることから、その3曲と同じ場所で同じオケとのニューヨーク録音の可能性が高い。この時期のミルシテインの録音は契約の関係から単純ではない。ヴィヴァルディに関しては単純に2枚あると知っていただければ良い。モノラル/ステレオ何方にしてもこの時期のミルシテインはCAPITOLから更に柔軟なスタイルへと進化しており、より柔らかい表情を見せる。1970年代に入ると今度はDGGへと移籍し、更に軽快なスタイルへと変化する。大物ミルシテインのような音楽家でも常に変化をしていることがよく解かる演奏でRCA→米COLUMBIA→CAPITOL→ANGEL→DGGと居場所を変える時を境に変わりゆくヴェイオリン奏者の変遷を耳で追うのもまた楽しい。CAPITOL時代の凝縮された密度の高い音に魅了された方は多いと思われるが、ミルシテインと言えども人の子であり、時代と共に変化する事実を理解されたい。これだけ息の長い演奏者人生を送るヴァイオリン奏者がどれだけいるのか考えてみればおよそ奇跡のようなことが平然と行われているのである。尚、指揮者はラインスドルフらしいが契約の関係で名前を出せなかったらしい。但し弾き振り説も存在する。オケは今もって不明。

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