商品コード:1381-013[VOX] I.ヘブラー(pf)/ モーツァルト:Pf協奏曲12番K.414, 27番K.595

[ 1381-013 ] Mozart, Ingrid Haebler, Heinrich Hollreiser


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商品コード: 1381-013

作品名:モーツァルト:Pf協奏曲12番K.414 | Pf協奏曲27番K.595
演奏者:I.ヘブラー(pf)H.ホルライザー指揮ウィーン・プロ・ムジカso.(実際はウィーンso.)
プレス国:フランス, France
レーベル:VOX
レコード番号:PL 8710
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/5
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面6時に微かに~極小~微かに92回出る8mmの軽スレ→5, B面9/10時に無音軽スレ複数あり
レーベルタイプ:【フランスでの第2版】---濃緑/銀段付, 6時にMade in France その下に Ultra High Fidelity ★ LongPllaying Microgroove ★, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:XTV 21278-1E/XTV 21279-1E, 1959年頃製造分
ジャケット:【フランスでのオリジナル・タイプ】---折返表半ツヤペラ, 4時に〇Pathé-VOX・ロゴ, ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(フランス最古)
トピックス:1954年又はそれ以前のウィーンでのモノラル録音, 録音詳細不明, 米国では1954年米VOX:PL 8710(黒/銀浅中溝レーベル・フラット盤・厚紙ジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1955年頃Pathé-VOX:PL 8710(濃緑/銀Pathé-VOX内溝レーベル・フラット盤・当デザインジャケット入り)にて初リリース→1959年頃仏VOX:濃緑/銀段付レーベル・グルーヴガード厚手盤・当デザインジャケット入り(当アイテム)に変更される, これはフランスでの第2版となるがここからRIAAカーヴ盤となり音圧が高くなる, モノラル・オーディオファイルプレス!, ヘブラーのVOX時代は5・6・8・12・13・15・17・18・19・20・23・24・26・27番・ロンドK.382の14曲+1の計15曲, 当2曲は初録音でPHILIPSで再録音される, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:イングリット・ヘブラー(1929-2023)はオーストリア・ウィーン生まれの女性ピアニスト。10歳までポーランドで過ごし、その間にピアノを学ぶ。第二次世界大戦の勃発によってザルツブルクに移住、同地のモーツァルテウム音楽院に入学する。音楽院ではハインツ・ショルツに師事した。1949年にモーツァルテウム音楽院を卒業後、ウィーン音楽院に入学し、パウル・ヴァインガルテンに師事、その後ジュネーヴ音楽院ではニキタ・マガロフに、パリではマルグリット・ロンに師事して、これらの人々から多様な音楽性を吸収するなど研鑚を積む。1952年と1953年のジュネーヴ国際音楽コンクールで第2位を獲得し、1954年のミュンヘン国際音楽コンクールでは1位に入賞し、ウィーン国際シューベルト・コンクールでも第1位となった。同年ザルツブルク音楽祭に初めて出演し、モーツァルトのピアノ協奏曲第12番を弾いて正式にデビューを果たす。デビュー後、国際的な演奏活動を開始し、ウィーンの古典派音楽をはじめ、シューマン、ショパン、ドビュッシーなども得意として活躍し、特に気品に満ちたモーツァルトの演奏で高い評価を獲得している。1966年以来、数多く来日して日本にもファンの多いクラシック演奏家の一人である。当初からモーツァルト弾きを標榜して来た。録音の多いヘブラーはPHILIPSの若手女性奏者として多くのファンに長年親しまれた記憶が大きいだろう。しかしヘブラーは20歳代半ばでVOXと契約し、VOXにもかなりの録音を残している。当時のVOXにはノヴァエスという大物女性ピアニストが居たがショパン弾きであり、モーツァルト弾きがいなかったことからヘブラーはモーツァルト担当のような形で矢次早に録音をこなしていく。1959年頃までにVOXへ14曲+ロンド1曲の協奏曲を録音を行い、大半がモノラルでリリースされた。それらの欧米での評価は高く、モーツァルト弾きとしての名声を確立する。しかし日本にはモノラル文化が無かった為、長年VOX録音が注目されることは無かった。1960年代にPHILIPSに入れた協奏曲とソナタ全集だけが一人歩きしたのである。丁寧に慎重に弾いたPHILIPSの人気も高いが、VOX録音にはPHILIPS録音にはないパッションが溢れ、良い意味で感情を高ぶらせた演奏を聴くことができる。何よりVOX時代のモノラルの音が見事である。若さゆえの向こう見ずなくらい情熱を内に秘めた演奏は、青年モーツァルト本人をイメージさせてくれる。まだ聴いたことがない方には是非ともVOX時代の演奏をお勧めする。きっと満足していただける内容である。

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