商品コード:1381-029t[MELODIYA] V.スピヴァコフ(vn)/ チャイコフスキー:Vn協奏曲Op.35
商品コード: 1381-029t
商品詳細:ウラディーミル・スピヴァコフ(1944-)はロシア連邦中央部のウーファのユダヤ人家庭に生まれる。室内オーケストラ「モスクワ・ヴィルトゥオージ」の主宰として名高い。サティ夫人(Sati)はテレビタレントである。両親はウファに疎開中であった。戦後レニングラードへ戻り、1955年にレニングラード音楽院付属音楽学校に編入した。1963年に同校を卒業し、1963年から1968年にかけてモスクワ音楽院でユーリー・ヤンケレヴィチのクラスで学ぶ。その後研究科に進み、1970年に卒業。 演奏者としては1965年からコンサート活動を始めており、1970年からモスクワ・フィルハーモニーのソリストを務めた。1975~1990年、グネーシン音楽大学で教える。1994~2005年にはチューリヒでマスタークラスを開いた。指揮者としては、1979年にシカゴ交響楽団と協演して西側デビューを果たす。同年にモスクワ・ヴィルトゥオージを設立。1984年にレナード・バーンスタインから指揮棒をプレゼントされる。1989年にスペインに移住。1999~2003年にはロシア・ナショナル管弦楽団を率いた。現在はロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督ならびに首席指揮者を兼務している。スピヴァコフは、ヤンケレヴィチ門下の同世代ヴァイオリニストの中では、最も練達と言われる演奏家の一人であり、モスクワやパリ、ジェノヴァ、モントリオールで開かれる数々のコンクールに入選している。ピカイゼンのような切れのある澄んだ美音を出す奏者である。パワーもあるがミルシテインを思わせる透明度の高い清らかで滑らかな音色が特徴である。協奏曲もバリバリこなすが室内楽でより存在感を持つ奏者といえる。日本での評価は高くないが、実際に聴いてみれば凄い才能を持つヴァイオリン奏者である事がわかる。旧ソ連にもここまで純度の高い音を出せる奏者は多くない。弦楽奏者受難の1970-80年代だが、この人のヴァイオリンは注目!彼は1982年ロンドンで小澤征爾と2回目録音をしている。旧チェコ・スロバキアOPUSから発売された。これはスピヴァコフの地元であるMELODIYA側のプレスでかなり珍しい。とことん美音でチャイコフスキー:Vn協奏曲を味わうにはこの録音が極めつけ!節回しも洗練されていて泥臭さは微塵もない!
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