商品コード:1381-035p[MELODIYA] G.クレーメル(vn)/ Vnリサイタル/コレッリ, ハイドン, ショーソン, ヴィエニャフスキ
商品コード: 1381-035p
商品詳細:これは1970年に行われた第4回チャイコフスキー国際コンクールの受賞者のための記念録音である。第1位 ギドン・クレーメルだった。因みに第2位 ウラディーミル・スピヴァコフ(ソ連)、藤川真弓(日本)が同位入賞を果たした。また第3位 リアーナ・イサカーゼ(ソ連)、第4位 タチヤーナ・グリンデンコ(ソ連)、アンドレイ・コルサコフ(ソ連)と4位までに4人のロシア人が入る異例の年となった。同ピアノ部門でも第1位 ウラジミール・クライネフ(ソ連)、ジョン・リル(イギリス)同位となった。クレーメルはチャイコフスキー国際コンクール以前にも1967年にエリザベート王妃国際コンクールに入賞すると、1969年にはパガニーニ国際コンクール第1位となっている。ここからクレーメルの輝かしいキャリアが始まる。演奏会の回を重ねるにつれ、同世代の演奏家の中でも極めて独創性に富み、素晴らしい演奏家である、との彼への評判は世界でも知られるようになり、次第にトップ・ヴァイオリニストとしての地位を不動のものにしていった。このLPは優勝記念にご褒美として贈られた丸々1枚分の録音である。4曲入りでレーベルにもロシア語で「チャイコフスキー国際コンクールの優勝者ギドン・クレーメル」と印刷されている。これまで国際的には無名であり、1967年エリザベート王妃国際コンクールの受賞記念LPに3人(P.ヒルシュホーン/D.ミラノヴァ/G.クレーメル)の一人として、エルガー:Vn協奏曲1曲を録音しただけの存在であった。このLPを出した後のクレーメルは飛ぶ鳥を落とす勢いで国際的ヴァイオリン奏者の道を駆け上がっていく。その切っ掛けとなったLPであった。A面のコレッリ、ハイドンと、これまでにない斬り込むようなヴァイオリンの音色が凄い。ハイドンはピアノ・トリオHob.XV:31の編曲で初録音の可能性が高い。4曲とも高いテンションを張った演奏で存在感の大きなLPである。
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