商品コード:1381-046[PHILIPS] A.グリュミオー(vn)/ ベートーヴェン:Vnソナタ集Vol.1/Vnソナタ5番Op.24「春」, 1番Op.12-1

[ 1381-046 ] Beethoven - Claudio Arrau, Arthur Grumiaux ‎– Sonatas For Piano And Violin Op.24 "Spring" / Op.12 No.1


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商品コード: 1381-046

作品名:ベートーヴェン:Vnソナタ集-1/Vnソナタ5番Op.24「春」 | Vnソナタ1番Op.12-1
演奏者:A.グリュミオー(vn)C.アラウ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:9500 055
M/S:ステレオ, stereo(Gravure Universelle)
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤/白4本線狭内溝, 枠内にSuper Artistique-Stéréo, 枠内3時に白色でMade in France, グルーヴガード厚, Ⓟ1976(刻印は1975), スタンパー/マトリクス:AA 9500 055 1Y 2 Ⓟ1975 670/AA 9500 055 2Y 1 Ⓟ1975 670, 1976年頃の製造(フランス最古), 土手レーベル存在せず
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開両面コート厚紙背赤, 10時に赤色ベース楕円Collection Trésors Classiques 枠下に白字でSuper Artistique-STÉRÉO, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(フランス最古)
トピックス:1975年3月アムステルダムでのステレオ録音, 録音詳細不明, オランダでは1976年N.V. Philips Phonografische Industrieによリコピーライト登録・同年PHILIPS:9500 055(赤/銀3本線レーベル・表コート・ペラ・ジャケット入り)にて初リリース, A.グリュミオー(vn)C.アラウ(pf)は3枚で1・2・4・5・7・8番の6曲が全ての録音(9500 055/220/263), 参考に2/4番は1976年4月, 7/8番は1976年5月同一場所での録音, 全曲録音ではない, 1/5番が最初の録音で1976年Phonogram B.V.によりコピーライト登録・同年9500 055(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, 仏プレスは2度目の入荷, 演奏;★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:グリュミオーもベートーヴェンのソナタをアラウと組んで入れ直している。ハスキルとの演奏があまりに強烈でしばらくの間は聴いてみる気にもならなかったが、いかなる名人といえども歳月の経過と共に変わり行く。どう変わっていくかが問題で、そこでその演奏家の価値が決まると言ってもいい。40代のグリュミオーの演奏は、あの溌剌とした若鮎が、湖の主のように貫禄と味わいを身に付けて、まだ力強く泳ぐ様を見せてくれるのが嬉しい。勿論これがオリジナル、殆ど見ないレア盤。3枚で全て。1・2・4・5・7・8番の6曲が全録音で全曲録音ではなかった。3・6・9・10番の4曲は未録音である。大作9番「クロイツェル」を録音しなかったことに意味がありそうである。グリュミオーも57歳となり、スタイルも落ち着いて穏やかな方向に僅かに変化した。最も大きな違いはピアノのアラウの存在である。全体が軽やかでグリュミオーのデリケートな表情は以前と変わらないが、やや線が細くなったのは録音の違いだろうか? 先入観ではアラウのピアノが重く、全体が鈍重になるかと思いきや、硬質の響きで対応し、実際は全く逆で軽快になっている。アラウはサポートに回るというより個性的な表現を出し、決っして引っ込んではいない点が面白い。ハスキルとの旧録音より、個人の妙技が強調された印象で変わったタイプのVnソナタ集と言えそうである。アラウの室内楽の録音は非常に少ないので面白い。ソロ録音とはかなり異なる演奏をしている。しかし年はとってもきびきびと動くグリュミオーに対し、リズム感で弱いアラウが時に噛み合い、時に個人芸となる様相になる。アラウは室内楽の経験が浅い為かかなりマイペースである。グリュミオー/アラウというなかなか無い共演がこの録音の面白味といえるだろう。すんなり曲を愉しむならグリュミオー/ハスキルの方が良いことは確か。不確定の面白さに浸るならグリュミオー/アラウという事になる。

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