商品コード:1381-054[GUILDE du DISQUE] C.フェラス(vn)/ Vn小品集/ヴィエニャフスキ, ドヴォルザーク, ショパン 他

[ 1381-054 ] Christian Ferras, Collegium Academicum De Genève conducted by Boris Mersson – Magic Violin Immortal Melodies


通常価格:¥ 6,600 (税込)

¥ 6,600 (税込)      

商品コード: 1381-054

作品名:不滅のメロディ・Vn小品集/ヴィエニャフスキ:2つのマズルカ Op. 19~第1番 オベルタス(Vnと管弦楽編), ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集Op.46~第2曲アレグレット・スケルツァンド(Vnと管弦楽編), ショパン(サラサーテ編):夜想曲2番Op.9-2, ルクレール(クライスラー編):Vnソナタ 二長調Op.9-3~第4楽章 タンブーラン, シューベルト(クライスラー編):楽興の時 Op. 94~第3番 ヘ短調 アレグロ・モデラート, パラディス:シチリアーノ | F.A.シューベルト:12のバガテル Op. 13~第9番 蜜蜂(Vnと管弦楽編), メンデルスゾーン:無言歌集 第1巻Op.19~第1曲 ホ長調「甘い思い出」, ドビュッシー:ベルガマスク組曲~第3曲 月の光, チャイコフスキー:Vnと管弦楽のための「憂鬱なセレナーデ」Op.48, シューマン:アルバムの綴りOp.124(全20曲)~第16曲 子守歌(Vnと管弦楽編), チャイコフスキー:中級程度の12の小品 Op.40(Pf独奏・全12曲)~第2曲 悲しき歌(Vnと管弦楽編)
演奏者:C.フェラス(vn)B.メルソン指揮ジュネーヴ・コレギウム・アカデミクム
プレス国:フランス, France
レーベル:Guilde Internationale Du Disque
レコード番号:SMS 2785
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤/銀Concert Hall, グルーヴガード厚, 工場:f, 3時に〇Synchro Stereo, スタンパー/マトリクス:SMS 2785 1-22/SMS 2785 Ⅱ-22(手書き文字マトリクスとMスタンパー+パテキュラー), 1972年頃の製造分・3種併存のPathéプレス(フランス最古)
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---表コートペラ, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランス最古)
トピックス:1972年又はそれ以前のスイス・ジュネーヴでのステレオ録音, 録音詳細不明, 1972年頃Concert Hall Society, Inc.グループによりコピーライト登録・同年仏Concert Hall:SMS 2785(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, モノラルは存在しない, ドイツでは Musical Masterpiece Society:SMS 2785にて初リリース, 英国では英 Concert Hall:SMSA 2785にて初リリース, フェラスのConcert Hall系への最期の録音は1978年6月録音・1980年頃発売のベートーヴェン:Vn協奏曲(D.ヨーゼフヴィッツ指揮モンテカルロ国立歌劇場o./SMS 2983)

商品詳細:多国籍レコード会社である「コンサートホール・レーベル」は当初価格の安さと通信販売方式という手軽さで世界中に展開し、大きな成功を収めたレーベルだったが、音楽家の知名度や使用できるオケのレベルなどでニ流の扱いに甘んじていたところがあった。しかしそういう流れを打破する為か、1960年代中期にはチェロのピエール・フルニエの録音を行い、世界をアッと言わせた。大物器楽奏者の第2弾として契約が交わされたのがヴァイオリンの大物であるクリスチャン・フェラスである。クリスチャン・フェラス(1933 - 1982)はフランス生まれのヴァイオリニスト。モノラル期はDECCA、Telefunken、EMI系等に多くの名演を残した名ヴァイオリン奏者である。1964年頃から相棒のピエール・バルビゼとともにDGGに移籍し、カラヤンと組んで多くのメジャーVn協奏曲録音を残したことで知られる。DGGに残した最後の録音が1968年の小品集で1969年に発売され、それがDGGでの最後のLPとなった。その隙間に乗じたのが「コンサートホール」であった。1970年にはラロ:スペイン交響曲を発売している。翌1971年からは古き相棒のピエール・バルビゼと2回目のベートーヴェン:Vnソナタ全集を発売。そして1972年に発売された「コンサートホール」での第3弾がこのオーケストラ付き小品集である。1965年に発売されたフルニエのオーケストラ付き小品集に対応する「コンサートホール」の勝負玉であった。この時フェラスはまだ39歳頃であり、衰えが指摘された1960年代後期からみると、すでに全盛期を過ぎてはいたが、新天地で新しい気分で精力的に録音を行うフェラスに復活の兆しを感じた方は多かったに違いない。このLPを聴く限りDGGの最後の小品集と同等以上の気力を感じる。この後の1978年には米国レーベルのSine Qua Non Superbaからバッハの「無伴奏Vnソナタとパルティータ」全曲を発売して驚かせた。1975年には、その功績によってパリ音楽院より表彰されたが、健康の不調を理由に、公的な活動からは退くようになる。フェラスの病的な飲酒癖はつとに知られており、周囲からは、演奏活動の極度のストレスからくるものとみなされていた。精神を病んだ彼は1982年に悲劇的な最期を迎えてしまう。DGGの小品集とはダブらない内容で、控えめなオーケストラがバックにつ付き、やや細身ながらフェラスのソロが軽快に歌うように展開する。全体に軽くなった印象はあるものの、以前より深みと温かみのある表現へ変化している。偉大なヴァイオリン奏者の晩年というには早過ぎる39歳頃の記録である。ピアニストと比べ、劣えが早といわれるヴァイオリン奏者。若い時のような芯の強い輝くような音が出せなくなったヴァイオリン奏者の晩年期の味わいというものが全面に出たLP。それでも工夫を凝らし音楽への高い追及を求めた姿がここにある。

C.フェラスの在庫一覧へ






【特設ページへ移動】







SACD特設ページ

  ex-Twitter


 Facebook


 Instagram


official blog